老いのひとこと

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携帯持たない主義者の牙城がとうとう崩れてしまいわたしはスマホを手にしてしっまった。

他人様を見て羨ましく思ったからではない其の動機は万が一に際し救命の危機を逃れる一手段として役立つかもしれないと判断したからである。

処がわたしが入手したカンタンスマホ705KCタイプには緊急時にGPS機能を発揮する装置はなかった。

在ってはならぬが其の時には家内や息子へは知らせるしか手がない。

とにかく文字入力が厄介すぎるローマ字入力が出来ぬとは此れ欠陥モノに等しい。

何せ大変だ、メールにラインとあれもこれも中途半端で消化不良、あちこち右往左往しながら歪んだ脳内は混乱の極み、此れをと或る精神科医に言わしむるに「スマホ音痴」ならぬ『スマホ認知症』と呼ぶらしい。

成程と感心するほど面白い病名ではないか。

あっちを齧りこっちを齧る、どっちもこっちも中途半端で小さい頭がこんがらがりムタムタだ。

全部が全部虻蜂取らずで半狂乱、もう早くもその症状に苛まれている。

のめり込むなよ、嵌まり込むなよ能く能く注意いたせよ。

 

息抜きに外に出て大いにからだを動かし遊びなさいよ、ねえお前さんよ。