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安倍晋三首相は全国の全ての小中高校の休校を要請した。
要請には法的な強制力は無いとは言えお上からの要請です、衝撃的なニュースとして国中に流れた。
対応は各自治体の判断に委ねられるらしいが大きな混乱は必至だと思う。
確かに政府のコロナ対策が後手後手と回り
野党議員のみならず医療関係者からも危機管理上問題ありと指摘され続けた。
更に追い打ちを掛けて環境相、法相、文科相の三閣僚の名前が賑々しく取り沙汰されるに及び其の挽回策として一計を案ずる必要性が大いに在ったのでしょう。
其の起死回生の奇策として此の長期臨時休校案を誰かが画策された。
若しや其の張本人たる人物は首相秘書官兼補佐官を名乗る今井尚哉氏で在られたのではなかろうか。
その根拠は新聞紙上に見る首相動静欄に映る27日午前に今井氏ほか七名の官僚要人が官邸入りなされた。
4時10分には医師会の横倉会長ほか三名より要望書が手渡されたという。
そして、5時23分には加藤厚労相と
菅官房長官が西村、岡田、杉田の三副長官を随行して官邸入りされる。
其処へ今井補佐官、藤原事務次官ほか十四名の官僚要人が合流されて新型コロナウイルス感染症対策本部会合が6時21分まで持たれ此処に新型肺炎対応策が急遽練り上げられた。
正味一時間の会合で斯くも重大な臨時休校案が決められた。
その間一時間は何を意味しよう。
果たして異論を唱える硬骨漢が一人でも存在したのか、紛糾した気配を知る手立ては何処にもない。
それはできない。
封じ込めには二週間が勝負だと云う。
是非とも功を奏することを願うのだがそれにしても安倍首相は驚くべき大きな政治判断を為されたものだ。