老いのひとこと

f:id:takaotm1101101:20200311064155j:plain

検事長の定年延長は認めない定めを覆し閣議では延長を認めた。

首相の意向を汲んで法相は此れに追随した。

法を守るべき法の番人が自ら法を犯し踏みにじった。

法治国家の体を為さない暴挙であると法相糾弾の火の手が上がる。

其の急先鋒を担ぐ小西洋之議員が登壇した。

確かにコロナ危機の真っ只中に黒川問題を振りかざすには異論もあろうし憚って然るべしとの空気をよそに氏は舌鋒鋭く切り込んだ。

正直、専門的法律用語が随所に頻発するのでわたしには難解すぎて咀嚼は出来かねる。

パネルが呈示されるが視力が追い付かない。

NHKの精巧なるカメラなら文字面を大写しできるはずにも拘らず為さない。

此れはNHKの作為としか思えない。

翌日の地方紙の紙面には嘲笑うように小西の活字は何処を探しても見当たらない。

世論喚起の使命を帯びるはずの社会の公器にしたら此れほどの怠慢はない。

茶の間のテレビにも映るはずがない。

此れでは無法国家を垂れ流すばかりではないか。 

法相の口から連発する「個別の案件には答弁を控える」のフレーズが耳にこびり付き極めて不愉快だ。

腹の虫が治まらない。

何から何まで悉くすべてに腹が立つ。

横に伏しても治まらない。

 

大挙してみな拳を振りかざさねばならない。

怒りの狼煙を掲げねばならない。

 

 

 

今日は3月11日、あれから早や丸九年の歳月が流れました。

あと暫し此の小舟で力ある限り漕ぎつづけます。

 

こころ穏やかにペンを握りたい。

どうぞ、お力をお授けたもう。