殊の外猛威を振るう新型コロナは止まる気配なく遂にパンデミックの様相を帯びた。
感染の爆発的蔓延時には首相は緊急事態を宣言できるよう特別措置法の改正案が与野党賛成のもと衆参両院で可決されたと新聞は伝える。
ただ国民の私権が脅かされる懸念があると共産党は反対された。
その反対票の中に山尾志桜里・阿部知子・寺田学の名前もあったのだと大きく伝える。
目に見えぬ病魔に脅かされる中、国を挙げて国難に対峙いたさねばならぬ時に野党の旗を掲げて政権に逆らう手は得策に在らずと枝野さんらは判断し賛成票に回ったのだろう。
そのような政権寄りに迎合する野党の脆弱性をカムフラージュせんと三名の造反者が名乗り出た。
従って此れは一見したところ枝野への造反劇のように伺えるがむしろ此れは枝野党首を忖度した賢明なる策士のようにわたしには思えてならない。
バランス感覚に秀でた政治家のように思えてならない。
確かに権力者の手により私権が蹂躙され欲しいままに抑圧された苦い経験を我々はみんなよく知っているのです。
歴史の教訓を生かすべく細心の注意力を注ぎ無謀なる政権に傾かないよう監視を怠ってはならない。
参議院でも福島さんほか三名が退席したと新聞は伝える。
野党足並み乱れとあるがそれでこそ野党としての矜持を示したことになりませんでしょうか。