老いのひとこと

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拙いことになる先に自らを律する。

そういうことになる先に自らの判断で返納を決断する。

先先の先をモットーに励んでいるつもりだが先を読む目はまだまだ疎く未熟で全く機能してはいないではないか。

車があれば乗るものに決まっているといとも容易く車検更新の手続きを踏んでしまった。

精々が週に一度鶴来間を往復する程度の者があと二年間を欲張ってしまった。

白山大権現の見守る鶴来道場上の床を踏みたい。

此の無意識的要求が車検延長に繋がったのでしょう。

真新しい代車が宛がわれた。

プッシュスタート方式で在るべきはずのキーなる鍵がない。

次なる車検時にはスタートボタンを押すだけで自動運転で動き出す、AIによる自動制禦車輛がお目見えすることでしょう。

官僚機構がAI化しない限り恐らくは旧態依然とした車検制度だけは末永く温存されていることでしょう。