老いのひとこと

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                秋の紫陽花

富士の山を山岡鉄舟は「晴れてよし曇りてなおよし富士の山もとの姿は変わらざりけり」と詠んだという。

富士の山は絶好の晴天であれ曇りの日であれ最悪の荒天であれ夫々趣があるのだが元の姿は一向に変わることがない。

微動だにせぬ不動心を貫く其の姿を鉄舟禅師は礼讃された。

其の爪の垢をば煎じてでも肖りたい。

此の一心の想い貫き3390の投稿数を積み上げた。

此の一徹なる愚人には薄日すら差すことなく常に無きに等しい空しき存在に甘んじつづける。

なれどいじけること腐ることなく営々と3390回台まで漕ぎつけた。

富士の山と肩を並べるにはあと一か年ばかりに接近した。

清貧に甘んじ倦まず弛まず欲張らずをモットーに虫けらのような下らぬ愚作の投稿に一心不乱に精魂を傾けつづけねばならない。