老いのひとこと

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        無断掲載

我が家に配達される新聞の一面記事の4番手ながらも「学術会議問題 高校生らも声 官邸前」が写真入りで載った。

現政権は悪びれる様子もなく六名の任命を拒否した。

その理由を問われても曖昧なことばでお茶を濁すだけでは一国の宰相として国際的にみても権威失墜に繋がりかねない。

真実を極めんと学究に研鑽される学者先生方が時の権力に唯々諾々と追従いたすはずがない。

むしろ時の権力に対し忌憚なく物を言うて貰わねば存在意義がなくなりましょう。

権力者からの介入や干渉を毅然として排除するからこそ「学問の府」が燦然と輝くのでしょう。

 

処が直近の世論調査をみても任命拒否に問題ありが37%に対し問題がないが44%とわたしは我が目を疑った。

また学術会議の存立見直し論に適切だが54%不適切が24%と勝ち馬の尻にまたがり異論者を見下す有象無象の迎合主義者の何んと数多きことか。

此の現象に居た堪れず純真無垢なる高校生たちが遂に拳を突き挙げた。

おのれが被るかも知れない不利益をも顧みることなく勇猛果敢に立ち上がった。

見上げた此の行動力、万民の為に日本国の「学問の自由」擁護の為に彼らは敢えて自己犠牲を払った。

実にあっ晴れな勇気ある行動に心より敬意を表したい。