老いのひとこと

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馬替下橋を渡り一巡して馬替中橋に差し掛かればわたしのコースの終着点扇台小学校にいたる。

季節の花々を楽しむ学校園には今はかすかに菜の花と菊咲立金花がちらほら咲いている。

此の花の香に雑じって学校給食の厨房から色んな匂いが漂ってくるのです。

おかしいな今日はどうしたかなと思う日はお休みの日になる。

スパイスの利いたカレー料理の日は直ぐにわかる。

チャーハンの日も何となく感じる。

パンを焼くような香ばしい匂いは簡単だ。

日によってはお鍋を空焚きしています。

或る日はお魚の煮付のようだがよーく嗅ぎ分けてカレイだと結論付けた。

また或る日は何となく野菜の煮物のようだがそうだ此れしかないと切り干し大根に決めたのです。

タクワンの匂いやヒイワシを焼く匂いはまだ一度もない。

子どもたちの給食のメニューを想像しながら嗅覚を研ぎ澄ますのもとても粋なものなのです。