老いのひとこと

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  無断掲載

織田裕二さんのヒューマニエンスから得た俄か知識の切り売りに過ぎません。

大変面白い血液のお勉強をさせて頂きました。

人間は凡そ37兆個の細胞から成り立ち、そのうち70%の26兆個が血液細胞の赤血球だという。

その1個の赤血球になかに赤い色をしたヘモクロビンが凡そ300個入っていて酸素を全身の組織や細胞へ送り届けているのだという。

赤血球の寿命は凡そ120日間で其の間体内を20万回巡回するのだという。

寿命を終えた赤血球は肝臓や脾臓の細胞に捕食されてしまうらしい。

また新しい赤血球は頭蓋骨や肋骨などの骨髄と云うスポンジ状の空洞で生成されるという。

1日に2000億個の赤血球が生成され、其の折には細胞核を吐き出され核のない赤血球が酸素運搬の重責を担うのだと云うのです。

赤血球に核がないのは哺乳類だけだという。

赤血球内のヘモクロビンは酸素と結びつきやすいがもう一つ血液中の余分となったブドウ糖とも友達となって結合しやすいのだという。

此れを糖化ヘモクロビンと言い表すのだという。

全てのヘモクロビンの中に此の糖化ヘモクロビンが含まれる割合がHba1ⅽの数値で表すわけだ。

 

今や実験室で赤血球も白血球も血小板までもが生成されるという。

やがて薬を飲まなくても新鮮な人造血液を輸血する時代の到来も近いかもしれない。

そうすれば厄介なHba1cの数値に一喜一憂しなくて済みそうな気がしてならない。