老いのひとこと

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7日分の血液サラサラ薬が切れたので医者の元へ行った。

何らかの形で先般の血液検査の診断が下りるものだと期待を寄せた。

ところが医師は開口一番彼方は糖尿病だと断定なされ此れぞ元凶ですよと云わんばかりにわたしを睨まれる。

患者にとって決して快しとはし難き病名をずばりと物申されてわたしは些かショックで叩きのめされた。

糖尿が脳梗塞と如何様に関連し合うかを何も解らぬ患者に何はともあれ優しく解り易いご説明を先ずは戴きたかった。

わたしにすれば病名克服のためそれ相応の努力を傾注いたすのに患者の内心を傷つける如きパラハラとして大袈裟に受け取らざるを得なかった。

それほどに今回の一件はわたしの心中をわたしはいじけさせられてしまった。

高齢者は年齢の10パーセントまでは許容範囲と聞いたとわたしはわたしなりに反論する。

医師はそれ以上何も語らなかった。

同じ薬が二週間分処方された。

わたしは其の処方箋を恭しく頂戴して参りました。