高橋川の川沿いに保育園がある。
断われて元々思い切って門を叩いた。
近所に住むものだが孫が用いたむかしの絵本など若しやお役に立とうものならばお持ち申したいと用件を告げた。
取り次いだ事務官は当初は戸惑われたが、古いものなのでもし不要なら処分なさってくださいと下手に申し出ればならば折角なので利用させていただきますよと色よいご返答を得たのです。
何故かしらわたしの口からどうも有難うございますとお礼の言葉がほとばしり出た。
逆じゃないかと思いもしたがお構いなしに大きく頭を下げていた。
我ながら少々不自然に思ったが躊躇なしにそのような行動をとっていた。
わたしの身辺整理に協力いただいたことへの感謝の気持ちが大きかったのです。