老いのひとこと

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五月晴れの薫風に乗って鯉のぼりの大群がはためく。

保育園の遊戯広場に鯉のぼりが大挙して泳いでいる。

児童らが仰ぎ見る大空に大きな鯉のぼりが五月の風に乗ってゆらゆら靡き、はたはたと鳴りはためく。

此の泳ぐ魚群には我が子や孫が同じく仰ぎ見た一際色褪せた真鯉や緋鯉たちも一緒になって文字通り水を得た魚のようにいま余生を謳歌している。