老いのひとこと

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聖なる体内へ外的な異物を混入することを生理的本能的に忌避し拒否する権利は当然一人一人の個々人に在って然るべし。

此のわたしにはこのような清浄なる心情も信念も持ち合わせてはいなかったのでファイザーワクチンを容易く許容してしまった。

2回目の副反応が大きいと聞いたので家内は解熱剤を所望していた。

翌朝の目覚めは快調で体操会場へ出かけ、畑の巡回も済ませたが朝食がどうも進まない。不味くて咽喉通らずただ押し込む。

外歩きはおろか自転車の峠越えも気力が萎えとてもじゃないが今日はダメだと降りた。

明らかに副作用が此の老身に襲い掛かるようすを具にしながら家内が掃除機をかける音を耳にしながら物陰に隠れるように平伏してしまった。

息苦しさや悪寒はなかったが全身が鉛のように重くやっとの思いで身を沈めた。

眠りから覚めれば朦朧とした混濁する頭の中が少しすっきりした。

 

夕刻頃には畑の水遣りが出来るまで回復して呉れた。