老いのひとこと

 

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スマホがお空が青い訳を教えて呉れました。

太陽からの光は虹色の赤緑黄桃青藍紫(せきりょくおうとうせいらんし)の七色から成るが実際は白色なんだという。

太陽の光が地球の大気圏に突入すると空気の分子にぶち当たり夫々七色の光は散乱するのだと云う。

ところが七色の内青色だけが無性に上手に散乱しつづけてお空一面が青く見えてしまうのだとさ。

 

今日も秋が喨喨と空に鳴り青空が冴えわたる。

コースを違えて珠洲焼の陶器をガラス越しに眺めていると見知らぬ御方が近寄る。

確か此方は美容院でしたねと声を掛けてみた。

ハイそうですよと返事が返る。

そして何か話しかけてくる。

何となく携帯を持っているかと尋ねているようだ。

わたしは携帯を取り出し、ハイ持ってますよと掲げてみたが先方さんは不審なお顔を為される。

そして、さらに続けて何かしら話しかけてくる。

よく聞き取れぬが自衛隊がどうしたこうしたと云っているようだ。

わたしは少し大きな声で自衛隊がどうなさったのですかと先方さんに問いかけると先方さんは困惑されたようなお顔で失礼しましたと小声でつぶやきそのまま立ち去っていった。

変な問答を取り交わしたものだが変な気持ちにならずに何時ものようにぶらりぶらりと歩き始めた。

汗ばんだので上着を脱いで下着のまま歩きつづけた。