老いのひとこと

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恥ずかしながら夜中に粗相を仕出かしてしまった、其れも立て続きに二回も繰り返すとはさすがにショックだった。

別段腹痛を来たしたわけででなく便意を催す事もなく軽くやってしまったのだ。

水状の下痢であった。

ところがその二時間後に再び仕出かし大きな衝撃が襲い来た。

朝起きた時点でも水のような排便に見舞われ事の重大性に怯えた。

此の八十有余年にこのような無様な体験は知らない。

生ものの食べ合わせもない、恐らくはヤーコンの摘芯部と紫蘇の実の天婦羅だろうか。

ただ前日には異状がなかったのに何とも不可解だ。

 

掛かり付けの先生は腹部を触診した後肛門より針金を突っ込み細菌検査に回すと云う。

五日後の来院を告げられた。

整腸剤と抗生物質を処方してくだされ気分は幾分落ち着いた。