老いのひとこと

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ラジオ体操の会場で地域の世話役たなかさんにお逢いすることが在る。

或る日の事、公園の敷地内に散在する古い落ち葉がもはや腐葉土化したような肥沃な部分を戴けないものかと持ち掛ければその場で快諾くだされた。

 

その日の夕刻畑仕事を終え戻れば玄関先に袋が在る。

若しやと見れば何と落ち葉が詰められている。

家内に聞けばでぐちさんが持ってこられたと云う。

ラジオ体操の世話役さんが何故と考えあぐんだがどうも町内の清掃活動のさ中に話が紛れ込ん混同されてしまったに相違ない。

枯れ落ち葉を腐葉土に仕立てるにはどうみても2、3年先だ。

 

厄介なお荷物を頂戴したと息巻くわけにもゆかず「お手数を掛けました、ご厚意に感謝申します」と手厚くお礼申し上げました。

難聴気味で歯切れの悪い年寄り同士の会話なら混線脱線事故があっても最早どうしようもないのである。