無断掲載
もうとっくに冬のオリンピックは通りすぎて行った。
カーリングのルールは判らないなりに見ていて一番面白く、胸を打つ感動の場面をたくさん頂いた。
4人一組のチームプレーにどことん徹する。
筋骨逞しい肉体を誇示し血湧き肉躍る躍動感は何処にもない。
むしろ地味で物静かなる理知的スポーツに違いなかろうが終始四人は互いに大声を掛け合い確かめ合いながら最良の戦略戦術を練る。
スキップと称する司令塔が居るが互いに励まし合い勇気づけ合いコミュニケーションを密にしてボトムアップ方式で志気を一点に絞り込んでいる様子が素人目にもよく映る。
スキップと投げ手と二人の掃き手が渾然一体となって的を狙い一点に集中する。
取り分け投げ手は技能を修練する先に精神面を研ぎ澄ます為に恰も禅寺に籠り一角の佛子に為りきっているようだ。
何事にも動じない不動心をカーリングを視聴する者たちはブラウン管より読み取り、こころを奪われたのです。
兎に角、カーリングからは物凄く気高い精神力たくさんいただきました。
ありがとう。