2022-03-13 老いのひとこと 雪が融け春3月を迎えた。 タマネギにニンニク、春キャベツが首を長くして待っている。 お腹を空かせて待っている。 雪圧に耐え忍び辛うじて生き延びた。 満身傷だらけで打ちひしがれたお姿ながらも健気にも生命をつなげて呉れた 。 活力の回復を図らねばと既に芽生える雑草を毟り取る。 所構わず図々しくも根を張り繁茂する。 気はこころと其の辺りを毟り終えひもじい思いをさせて悪かったと持参の肥料をばら撒いた。 化成肥料に鶏糞と牛糞に骨粉入り油糟を混合し 雛鳥の給餌よろしくねだる口元へ宛がった。 さあ今年も作物たちのお世話に精を出そう。 激痛奔る曲がりし腰を庇いながらも老いの執念を燃やす。