2022-07-04 老いのひとこと 余熱が微かに伝わる窯出しほやほやの異様なる花器、ひび割れした亀裂のことより澱んだカカオマスチョコに雑然とホワイトチョコが渾然一体となって混合する姿に唖然とする。 醜い、汚らしく至ってグロテスクに映る。 おまけに亀裂部分の裂け目が剥離しもはや花器としての用を成さない。 なまじ接着剤で補修いたせば折角の亀裂部分に異物が装填され返って台無しだ。 そうだ鉛筆立てが好い、いや筆立てに致せば少しは趣きが増すであろう。 蛇足ながら此のまだら模様は自然採取した自家製陶土「額四土」に粘力を強めようと白粘土を少量混ぜ込んだからだ。 安っぽい芸術心がアダ花と為りました。