老いのひとこと

農作業雑記

其の一

 

簡易農薬散布機こそ一応は所持していたが殆ど使用の機会なく物置の吊るされるままであったのだが昨年あたりから其の使用頻度が増したようだ。

ひと頃迄はわたしの周囲は未使用地で囲まれていたのだが最近には近隣の方々が挙って入植され仲間も随分多勢になった。

依って畑地が密集するがゆえに病虫害が飛び火して罹患するのだろう。

先日は茄子の葉ダニの蔓延にオルトランを散布したばかりなのに此度は胡瓜のうどん粉病に冒され農薬バイレトン水和剤5を散布せざるを得なかった。

未だ仲間で共同使用する協力体制はないので個々別々に自助努力に頼るしかない。

殺伐とした気分になるが此れが現状なので仕方がない。

農薬は実弟から譲り受けたお蔭で大いに助かり申した次第だ。

 

其の二

カボチャの一株に目出度く身ごもった気配が見受けられる。

三つ子のようだ、遣れやれ此れにて一安心。

手厚くススキの敷布団を施して成長を見守りたい。