老いのひとこと

例年だと大阪から帰省する息子たちに同行して墓参りをする慣わしがコロナの所為で途絶えたのだが其の間次男が気を利かせて誘ってくれるので助かる。

幸い混雑にも合わず野田山墓地にて本家と実弟並びに拙者の分を終えた。

不思議なものだ、あの息子にも佛心が目覚めたものか持参のバケツの水で入念に墓石を洗う姿にはこころが洗われる。

 

ただ拙者の墓に束ねた仏花ではない生花が二本無造作に添えられていたのは・・・

 

家内の実家の西芳寺あたりからどうも足取りが思わしくない。

とうとう最後の美伽ちゃんの実家の浄教寺にまでは辿りつける自信なく失礼をば申し出た次第だ。

 

リューマチを患うはずの家内の健脚ぶりには舌を巻く、これ程までもステロイド効果が顕著であることを知らされた。

 

オトッツアンは不甲斐ないが万止むを得ない。

 

それにしても本年も墓参をつつがなく終えられ心やすまる。