2022-09-29 老いのひとこと 無断掲載 なんでも鑑定団に90歳の好々爺が出られた。 ジェームススチュアートとジューンアリソンによる「グレンミラー物語」のスチール写真を出品された。 わたしにとっても青春時代の思い出の映画、貧乏な書生には場末の二本立ち興行館でしかお目に掛かれなかった苦い思い出も甦る。 ゲスト出演の立川志らく師匠がつい口を滑らせて“私も欲しいなあ”と小声で呟けば間髪を入れずに“差し上げますよ”と反応され会場をどっと沸かせる90歳であられた。 2万円の希望価格が鑑定額は10万ほどの高値に子どものように無邪気に破顔一笑された。 その様子が何処にも嫌味なく無邪気で如何にも自然なポーズから此れまた万雷の拍手を浴びられたのです。 文字通り絶好の90歳の好々爺で居られた。 見ていてとても気持ちがよかった。