2022-12-04 老いのひとこと 馬替地内の道路わきには雑草に混じり野葡萄が自生する。 実が色付き始めた或る日、あるじなき其の一枝を繁殖のため失敬した。 根元に近い頑強そうな部分は背戸の地面に差した。 残りの中細部分は水差しにして空き瓶に収めた。 ものの説によれば二週間もすれば発芽するらしい。 其れをポットにて培養し来春には生け垣代わりに育ててみよう。 実が熟するのを待って此れも来年には実生と育ててみよう。 我が殺風景な生け垣を野葡萄一色に染め抜いて飾り立ててみよう。 わたしなりの遠大なる夢の実現のため望みを託して日々生きていきたいものだ。 生きて行かねばならない。