老いのひとこと

              無断掲載

今日の地方紙に和田秀樹先生の特集記事が載る。

あたかも痛快無比な勧善懲悪ものを読むが如く溜飲が下がる思いを味わった。

西洋医学近代医療の粋たる東大医学部ご出身の医師ながら数多の同僚や同業の医療従事者を忌憚なく完膚なきまで扱き下ろす。

諸々の検査に晒され数値だけを見て薬を強要され薬漬けにされる現況をわたしは憂う。

此の降圧剤は死ぬるまで飲みなさい、糖尿病は不治の病だと患者に烙印を押しつけ脅迫まがいに投薬を勧める。

今流行りのマインドトントロールに嵌められたも同然ではないか。

検査の数値だけを見て患者の内心に寄り添う医療は放棄されたままの現況に先生は警鐘を打ち鳴らす。

余程著しい症状がない限り高齢者医療には節制も摂生も不要だと強調する。

免役力を自力で培うためには血圧も血糖値もコレステロールも気にするな。

気ままに好物を食べ酒も飲むが良かろうと和田先生は豪語する。

 

現に医療危機・医療崩壊が叫ばれて久しい。

おまけに医療不信が蔓延する現下の日本国の医療に革命を火を燃やし救世主的存在として和田秀樹医師が今脚光を浴びる。

近々にも厚労省が所管する和田医師の意思を継ぐような医療生養成の大学校の新設に向けて鋭意奮闘中とのこと大いにご期待申し上げねばならない。

 

でも来世にて通院とは些か口惜しい。