老いのひとこと

 

在庫処理!

 

Xmasプレゼントには久方振りの地吹雪とは恐れ入る。

30センチばかりで驚く程でもないが公教育優先策で川向いの学校では駐車場確保のため早速大型重機が非常灯を点滅させながら盛んに唸っている。

時代は移り変わったものだ、往時では想像も付かぬ、隔世の感を強く抱かざるを得ない。

 

しがない老人宅では車を出す必要もないのに長年の習性でいそいそと身支度を整えて玄関先の雪空かしに飛び出す。

此れ如何にも恐れ入る次第だ。

雪混じりの北西の季節風が吹き荒ぶ。

目も開けれない強風を避けて背中を向けてのややこしい半身の姿勢だ。

得意技の下手投げは敵わず取り敢えずは車庫の前だけで限界を感じた。

年寄りの体力には敵わぬ仕事だと気付き早々に切り上げた。