老いのひとこと

歩行者優先とは言うものの事除雪に関してはやはり圧倒的に車優先で歩道は雪の山、此れが紛れもない現実。

果たして北欧諸国では如何なものなろうか。

車道には雪がないので久方振りにさあラジオ体操へ出立だ。

ところが公園は雪で閉ざされ我が専用の箇所へは到底無理だ。

歩道の一角でお独り様がオイッチニオチッニと雨合羽で包んだ雪達磨のような体を動かす。

 

東方を望めば、雪吊りにマッチした実に神々しい朝焼けの光景を又とない瞬間だと捉えスマホに収めた。

 

 

飯を摂って馬替地内を行けば豪邸のお庭には素敵なる雪吊りが施される。

樹高の倍ほどの竹竿が凛と林立する、定規で計ったような正確な幾何学模様が古都金沢の冬景色だ。

あっ晴れなる職人芸に暫し魅入る。

 

しかし、格差社会の象徴図のようにも見えてくる。

長い支柱竿は如何にも富力を誇示しているかのようにも思えて仕方がない。

半年振りに任地坂出から帰省した一番孫と昼食を共にした。