老いのひとこと

正直のところ判断に迷う。

貝原益軒vs和田秀樹の養生論戦に正直戸惑う。

腹八分目が良いのかそれとも好物には目がないように致せばよいものか迷いに迷ってしまう。

和田先生の言い分に全幅的賛同し諸手を挙げて飛び付きたいけれど矢張りどうしてもヘモクロビンA1Ⅽが気になる。

確かに和田先生は血圧や血糖値などそんな些細なことを気にするな大らかに行けよと申される。

一方、彼の長尾和宏先生は高齢者のヘモクロビンは年齢の10%が許容範囲だと後ろ押しされる。

片や掛かり付け医は即インシュリンだと脅す有り様。

喰えばよきものか喰わずに我慢すべきか結局は御身の判断に委ねられたことになる。

わたしは古流な人間ゆえ益軒さんの肩を持つことにして炭水化物を控え玄米三ツ箸作戦で身を固め後は好むものを腹八分目を心掛けよう。

しかし其れが中々意の通りに行きかねるのがミソだ。

其の折には和田先生の学説を心地よく受け入れる事と致しましょう。

和田益軒折衷案で参ろう。