老いのひとこと

病院で白衣の看護婦さんを見ただけで血圧が上がる。

余りに高いのでもう一度測りますと深呼吸促し心配そうな表情で言う。

降圧剤の効なく150台からそれ以上を指すことが常態化してしまった。

高血圧の基準を説くコマーシャルを思い出すがわたしは全然気にならない。

和田先生や長尾先生らが説く特異な学説、即ち高齢者は保身のために自律的に心臓の鼓動を速めて血流を促し脳味噌へ血液がスムーズに届くように努めているのだという主張をわたしは全幅的に信頼いたしたいのです。

高血圧で悩み居る高齢者の真の理解者であり支援者に違いない。

溜飲が下がり心が休まるのです。

 

本日、頭部のMRI検査を受診したが何ら異常はなかった。

87+90=177

177の高血圧のお蔭でわたしの頭部に何ら異常はなかったことになる。

帰り際に先生にわたしの脳味噌はしわしわで小さいのですが基準値以下の「脳タリン」でしょうかと真面目に尋ねてみれば先生も真面目に「そんなことはありません」と応えてくださった。