郷土ゆかりの仏教学者鈴木大拙が事もあろうに針谷夕雲と深いかかわりを持っていたのです。
その経緯について浅はかなる洞察力でもって追い求めてみました。
鈴木大拙は夕雲をどのように観察し評価したか(1)
鈴木大拙記念館なるものが生誕の地でもある本多の森に平成二十五年(二〇一三年)を期して建設される手はずとなっている。
平成二十二年十月二十二日には本多の地にて建築家谷口吉生氏の手による記念館の起工式がとり行われた。
郷土ゆかりの著名なる仏教学者鈴木大拙師が、無住心流剣術を自ら編み出したこの針谷夕雲と絡み合う間柄であったとは極めて奇なる縁としか言いようが無い。
この稿を進めるに当たり、大拙に関わる基本的情報の提供に与かっているは言を待たない。