老いぼれの独り言

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実にたわい無いことです。
手持ち無沙汰の年寄りの為せるわざでありましょう。
昨日のテレビで「さようなら くろ」と云う映画を映していた。
長野県下の名門校「松本深志高校」での実話に基づく題材を松岡錠司監督がメガホンを取った作品だという。
あらかじめ予知していたのではない。
たまたま、何の気なしにスイッチを捻ると黒い犬が登場して来たのです。
よくよく見るに付け毛の色はもとより容姿やしぐさが生前のわが愛犬リりーに瓜二つ寸分変わらぬ文字通りの生き写しの犬ではありませんか。
両耳の垂れ下がり、白髪の入り様、首筋にかけての白毛の配置、捨て犬で雑種のメス何から何まで余りにも極端に酷似しすぎる。
調べてみれば2003年に映画を製作した云う。
登場のイヌはドッグトレーナー山本一氏の飼い犬で当時12歳であったという。
何度か出産も経験したやに聞く。
ひょっとして我が愛犬りりーはその二世かも知れないぞ。
年代的には呼応しそうだ。
好からぬ下らぬことに思いは馳せる。
飼い主さんへのコンタクトの取り様はないし若しそんなことを為したら周囲の笑いの種だ。
愛児の面影をを捜すようにPCからりりーの遺影をそれとなく探しだしそおっと再生したのでした。 
確かに、此の「くろ」に比し我が「りりー」は斯くも多くのものに愛でられ人口に膾炙されるイヌではなかったかも知れない。
ごく限られた者たちからの寵愛を受けたに過ぎなかろうがリリーはリリーなりに受けた愛情を何倍にも濃縮してわたしらに返してくれていた。
大袈裟すぎる感情表現、目尻を下げた独特な笑顔はわたしらの思い出の中に生きているのです。
家族の一員としてやがて遺骨はわたしらと共に葬られることでありましょう。
 
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                   美容院にて