老いのひとこと

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金曜日は居合のお稽古日もっぱら制定居合のお(さら)いに精を出す。


いつも独習を旨とするので独り善がりな事も多々あろう。


と云うよりその辺りが気掛かりだったし最も懸念致す処でありました。


何分此処には姿見の鏡すらない。


今日は偶々板宮さんより貴重なスナップ写真を頂戴した。


凝り固まった悪習を指摘する掛け替えのない重要な資料だと云ってよい。


氏は卓球の名コーチャーでありわたしも時折ピンポン技を授かるのです。


だから、氏は居合とは無関係ながら何故かしらわたしの弱点を物の見事に見抜かれ的確にレンズに隠し撮りして呉れたのです。


一本目初発刀の抜き打ちに際し必要以上に右上腕二頭筋に力みが入っているではないか。


当然、肩にも力が入っているだろうし取り分け右肱の突っ張りがとても気掛かりだ。


更には、鞘引きの動作は不十分で実に好い加減ではないか、左の腰が後ろに流れ全く入っていないではないか。


従って、上半身が半身(はんみ)のままで左腰は活かされていない。


切先が鋭く横一文字に動き切り裂いたとは言えまい。


此れではあきまへんという事を如実に物語る恥ずかしい写真資料なのです。


いや、わたしにとっては此れほど有り難き貴重な資料はない。


板宮さんに大いに感謝申さねばなりません。