老いのひとこと

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戦後七十年大切に大切に日本人が守り続けてきた掛け買い無きお茶碗を理不尽にも叩き割られる瞬間をわたしらは備に見せ付けられてしまいました。


とても辛かった無念であった。


目を覆いたくなる大きなショックでした。


日本人でありながら日本人にあってはならない異質の日本人になってしまいました。


とても残念で残念で仕様がありません。


むかし学校で教わった「和を以って貴しとなし逆らうことなきを旨とせよ」の聖徳太子が全部否定されたも同然ではないでしょうか。


日本人の日本人たる由縁である、逆らうことを知らない平和主義を此の際無慈悲にもかなぐり捨ててしまいました。


日本人としてとても悲しい出来事であり日本人としてのアイデンデテイを失ってしまったに等しい。


大切にしていた掛け買いの無いお茶碗が割れてしまったのでわたしは此の際わたしだけにしか通用しない新しいお茶碗を一つ無心でつくり上げました。


新しい命を授けてわたしは「NOWAR」と色化粧土弁柄で刻み込みました。


陶土は額四峠で採取した自家製粘土に市販の白粘土を混合させました。


これとてわたしにとっては新しい再出発の挑戦になります。