老いのひとこと

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いつもお世話いただくホスト役の電器屋さんは余程の御事情があったのか今朝はお見えではない。


つまりはラジオなしでラジオ体操を執り行ったわけだ。


それでも十人近くもいらっしゃったでしょうか何せ朝ぼらけの中お顔がよく見えない。


見えたとて隣町の面々なのでよく存じ上げない方々ばかりなのです。


イヤポーンを耳に刺した御方がおもむろに手足を動かし始められました。


その他の者はそれに応じて連られるようにして今日のラジオ体操が始まったのです。


不思議なもので年がら年中繰り返すので自然と身にいてしまっている。


体がちゃんと覚えてしまっている動作が自ずと流れるように繋がるのです。


今日は台本なしの無言劇でした。


題名が「ラジオ体操」でした。


プロジューサーなしで出来ました。