白山連峰の深山で手軽に山菜どりに興ずることが叶った。
横着にも、殊更谷川を這いつくばって登らなくても林道のあちこちに生えている。
手当たり次第だが年寄りだけの侘び所帯なのでそんなに仰山あってもどうしようもなかろう。
一握りの収穫で大満足でした。
家内はカタハと野ブキの一部は煮物と一緒に炊いてくれた。
残りのフキは葉っぱごと刻んで湯を通してアクを抜き、そこへ味醂に料理酒に食酢と茶葉を少々振り掛けて柔らかく筋が取れるまでとろ火でよくよく煮立てる。
そこへ出汁醤油に蜂蜜、きざみ昆布に唐辛子を加えて出来上がり。
手間暇掛けただけやはり美味い何とも言えない野趣に富む絶妙の味がする。
手製のぐい呑みで一杯やると味がもっと生きる。