老いのひとこと

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フジテレビのプライムニュースで終末期医療をみた。


その時は、いずれにせよ必ずややって来ようがまだまだ間が在るので今は敬遠いたしましょう。


煩わしい出来事からは目を背けすべて先送りすることを慣わしにしていた。


とは云うものの、恐るおそる斉藤茂吉の老いへの「けじめ」のページを捲ったりはしていたのだが先日のこと清水、長尾両先生のお話を伺い本当にたまげてしまった。


義母の時もそうだったし実弟を見送った時も間違いなくそうだった。


終末のその日までベッドの横には点滴装置が作動しチューブ管に繋がれていた。


此の病院は間違いなく懸命の医療処置を施してくれているのだ。


最新鋭の医療行為に周りのもの皆が安堵し病院を信頼し医師団に頭が下がる想いを新たにしていたのです。


処が本日の両先生は単刀直入に点滴行為は終末期患者を水責めにして溺死へと追い遣る残酷極まりない愚かなる医療なんだと物の見事に喝破されてしまわれたのです。


勿論、全面否定ではなく是とする場面を容認されながらも今日の終末期医療のひとつの断面を物の見事に暴露なされた。


正直驚いた、びっくりして恐ろしくなった。


他人ごとではない、差し迫った現実の問題として直視いたさねばならない重要案件に気付かされた。


此の番組でリビングウイルのお話もなさった。


初耳だしこのような横文字用語の存在すら知るはずがない。


とても興味深かったので、さっそく資料の請求を家内共々連名にてお願いした次第なのです。


愈々、此の喫緊課題は我らの目の前にとうとう突き付けられたことになる。