老いのひとこと

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悲喜こもごも人生まさに山あり谷ありでありましょう。


それを地で行く貴様の其のざまは余りにも滑稽で憐れとしか言いようがない。


糠喜びとは巧いことを言ったものだ。


小糠のように取るに足らないしかも詰まらぬ何とも儚き喜びでしかなかったではないか。


昨日の歓びがどんでん返し急転直下奈落の底へまくずり落ちていく。


早起きしてラジオ体操をこなし朝めしを摂り嬉々として何時もの行動に出た。


アクセル操作ハンドル操作共に異状なし体育館に着き下車しようと腰を浮かしたその途端左足が重い足首が硬直する症状を覚える。


又してもやったではないか。


又しても災禍が降り懸かった落胆は大きい、大ショックで目が眩む。


それでも動揺の色極力隠くしながら直ちに正気を取り戻さんと歩行訓練に入った。


自己弁護に過ぎぬが此の原因は靴下脱ぎ棄て素足を外気に曝したゆえに筋肉血管神経が共々急激に萎縮したからであろう。


幸い強直の程度は幾分軽い、そろりそろりと引き摺りながら辺りを歩いてみる。


事も無くそろりと鞘に収まってくれることを願いつつそろりそろりと慎重にリハビリを試みた。


その時の茫然自失としたわが身の影法師がそこに映っていた。


 


帰るや直ちに靴下を履きポカリスエットをがぶ飲みしマッサージしながら電気ストーブで温めた。


敢えて鎮痛剤は敬遠した。


自力更生と云う教訓がありましょう。


 

しばしのおいとまです。