無断掲載
佐川前局長の証人喚問はやはり案の定此の間の全責任を自ら背負い総理や財務大臣、総理夫人との関与を一切否定し現政権擁護にひたすら走られた。
おのれの保身よりおのれを犠牲にして国家を守った。
立派な心掛けだろうが国民の多くはそうとは思わなかったと思う。
殿の安泰のために詰め腹を切った、いや詰め腹を切らされた。
その無念さが明ら様にお顔の表情ににじり出た場面をわたしは見た。
詰め腹を切らざるを得ない上部からの無言の圧力に東大出の超エリート官僚が屈服し痛恨の涙を滲ませた場面を午前中のとある野党議員の最後の問い掛けで見届けた。
佐川証人が生身の人間に立ち返ったほんの一瞬の表情だったと思う。
書き換えの事実は認めながら改竄に至る経緯には頑なに拒否された。
此れでは佐川氏の思惑通り政権安泰の保証は何処からも見えてはこない。
むしろ益々混迷の色を濃くしただけではなかったか。
日本国の民主主義が危うい。
日本国の民主主義をより戻すには程遠い道のりのように思えた。