老いのひとこと

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元号が「令和」と改まった。


日本国中がお祝いした。


号外が出て、お昼のテレビ各局は一斉に改元一色に塗りつぶされてしまった。


国民総意に基づく象徴天皇に関わる一世一代の儀式なのだからみな挙ってお祝いすれば良いに決まっている。


出所が中国の古典ではなく万葉歌人の和歌だったのでなおのこと歓びが倍加した。


ただ万葉仮名ではなく漢字だったので中にはあれっと思う人が居てもおかしくはない。


国民主権のもとに在られる象徴天皇なので元号天皇自ら決めるわけには行かず内閣行政府が最終決定権を有するの仕組みになっているのも肯ける。


それにしても本来なら元号は皇室に関わる事柄ならば幾ら絶大なる権限を有する権力者と云えども一歩下がって恭しくしかも慎ましやかに飽くまでも控えめに在って然るべしだと思う。


流石に発表当日は極々一部を除けば各紙は自粛したが翌日には公器の公器たらん使命を遺憾なく発揮せんと傑出した記事を記載してきた。


元号選定の権限を委ねられた側は何処までも謙虚に抑制的に立振る舞いおのれを無に致さばならぬとある人物は見識ある所感を述べられる。


況してや明らさまに政党色を鮮明に致すことは国家の品位品格に関わることだと戒められたのです。


当事者で在られる御両人の心中や此れ如何にと人知れず想いをいたすものです。