老いのひとこと

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県の図書館が主催する「はじめての古文書」講座を受講した。
二回目になる。
解からぬなりに前を見て耳を澄ますだけでも十分ではないか。
初回に付ガイダンスがある。
大事なことは崩し字の文字面だけを読み解くだけではなく其の文書の大意を掴みとること、記された目的とか背景を理解することこそ要ですと強調された。
何時まで経っても初心者以下の未熟者には本日の古文書史料は極めて手強い内容でした。
正直、挫折感を味わい既に落ちこぼれ部類に抓み出されても仕方がない。
史料の概要は「真宗  西方」の西勝寺と「表末寺」の上宮寺
共に本願寺派の寺院が寺の由来を尋ねられたので寺社奉行宛に其の経緯を説明した報告書のようだ。
釋文を見ても明きメクラ同然手も足も出ない。
読み下し(文)とて何度繰り返しても意味不明だったが吟味して眼を通し漸くおぼろげに文意を掴めた程度だ。
 
何分本願寺の成り立ちすらよう解からん者にはクイズを解くようなものだ。
本願寺の表末寺が天文15年1546年に城内に造られたとある。
奇しくも此の天文15年に尾山御坊が建設され一向一揆の拠点となる。
然すれば尾山御坊の城内に「真宗 西方」「表末寺」が建てられたことになる。
天文15年1546年時点では家康5歳、秀吉10歳、信長13歳で「本願寺派」「大谷派」分裂には至らず未だ出る幕ではない。
歴史は面白いが難しくややこしい。
お手上げだ。