老いのひとこと

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秋が来たとは目には見えないけれど、やっぱし風の音にぞ驚かれぬるであります。


急に涼しくなりましたがあの数日前までの暑い暑い渇水期に水が涸れればネタも涸れそうになりました。


そこで、わたし流の消夏法でお茶を濁すのです。


お茶と云えばわたし流ヤーコン茶のことです。


実弟から貰い受けたヤーコンの茎葉を陰干し成らぬ天日干しで乾燥させ粉砕したものを普通の煎茶葉と一緒に大急須に入れて呑むのです。


始めは味気ないが次第にまろみが増して実に美味しい。


宵越しの茶は好くないと聞くが三昼夜は持つ、糸を引く粘り気が出て一層美味しくなる。


ヤーコン茶は清酒と並ぶ百薬の長と云えまいか。


何よりも血糖値と血圧に効くらしく願ってもない良薬ではないか。


 


夜中こそクーラーの世話になるが日中は概ね天然クーラーで間に合わす。


窓と云う窓は全て開け放ち扇風機を最大限稼働させる。


其の上誰一人として訪のう者なき閑居の身、遠慮するまでもなくふんどし一貫になる。


デカパンすら暑苦しい日本人なら日本人らしくふんどし姿が一番だ。


六尺ふんどしを仕立て直して越中ふんどしに、予備を含めて数着家内に頼んである。


暑い夏はこれが一番だ。