日赤のリハビリ室に通うT女史はいつも気兼ねそうに売店名物の大福万頭などなどを御礼のお印だと云って手渡される。わたしはその都度頑なに固辞するのだがT女史にはそれがどうも気に喰わないらしい。確かに他人様の善意の籠もったご好意なら素直に受け取る…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。