2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのひとこと

先日のこと、俳友でもある船田襍路さんより季節のおたよりをいただきました。 お返しのうたのつもりで拙いものを詠みました。 あちこちの キンモクセイに ほださるる 路地裏に いざなふ香り キンモクセイ すがたなく 色香のこして 秋深し 開け放つ 部屋に咲…

老いのひとこと

小さい秋どころか大きな秋をみーつけた。 今年も、大きなタンバ栗をみーつけた。 秋の気配の到来と共に、もうそろそろかなあと期待の手ぐすねを引くのです。 先日、第一弾がお目見えしました。 次の日もひとつ転がっていました。 そのまた次の日には双つも…

老いのひとこと

今日は兼六園弓道場での土曜講座の日である。 高校生らと共に正味二時間の講義を受講してきた。 とにかく、遅刻なし私語なしでご立派と云うしかない。 おそらく、受講に際し諸々の心得について事前指導を授けられているのだろう。 それでも、さすがに板の間…

老いのひとこと

此れ壮観と云えば確かに壮観、13本の竹刀の揃い踏みは確かにお見事です。 竹刀の修理屋さんを手掛け漸く13本にまで漕ぎつけた。 ばらされた1本1本の竹刀の竹はみんな夫々強力の個性の持ち主であるのです。 持って生まれた銘柄は夫々みな違うし、節の…

老いのひとこと

毎度のことながらショムナイ事ばかりアップしてまことにどうしようもないヤツなのです。 日曜会稽古に先んじて早めに道場に入り居合に勤しむのが慣わしになりました。 初めの内は人の気配の無い中でまさに明鏡止水の境地に浸れるのです。 ところがやがて、…

老いのひとこと

先日のことわたしの戸籍謄本を請求し文字面につらつら目を遣れば何んと驚くなかれ我が長男の名が空白のまま欠落しているではないか。 空欄どころか影も姿もなく消え失せて何もないのです。 家内の名の直ぐ後に次男の名が続き3男の名もちゃんと記されている…

老いのひとこと

どこまでも澄みきった秋の空、山あいのひんやりした乾いた風が頬を撫でる。 御廟谷まで足を延ばしたくなる絶好の秋の好日ではあったが何時ものように体育館の敷居を跨いでしまっていた。 今日はいつもの常連さんの姿がない。 解き放された全開の扉からふん…

老いのひとこと

世に同姓同名はざらにありましょう。 藩政期の江戸時代とて例外なく存在したであろうしこと前田家家臣団の中にも同姓同名の類いは多々あったのだと玉川図書館近世史料室の説明なのである。 懸案の津田伴四郎について四方八方から手を盡して調べてみた。 舟…

老いのひとこと

一週間が一巡するのが早い、水曜日があっと言う間にやってくる。 待ち望んでいるのか疎んずるのか実のところまだよく解からないがとにかく速い。 陶芸教室の今回の課題はお皿作りである。 そのお皿を作っている内に何時の間にかわたしは水盤作りに挑戦して…

老いのひとこと

此の世に生を賜わってかれこれ80年も経つのでそりゃ様々な出来事に出合いましょう。 実は後生大事にしていた掛買いの無い親から貰った自前の歯をばまたまた遣ってしまったのだ。 残り少なくなった貴重な歯ゆえ決してぞんざいにしてはいなかった。 他人か…

剣道はすごいぞ≪6≫

『剣道はすごいぞ』 ―伝統と文化を大切にしてよりよい日本国をめざそうー はじめに 更に付言すれば、剣道の徳目に謳う《省みて、やましからざれば一千万人と雖も我行かん》の武勇の心意気と、《義を見てなさざるは勇なきなり》の熱き正義の心を燃やして教育…

老いのひとこと

お隣の町会のとあるお方の玄関先に並ぶプランターのことです。 何時みても細やかな手入れが施され四季折々咲く草花は見るものの目を和ませるのです。 そのお方とは通りすがりに顔が合えば会釈を交わす程度の間柄でありました。 此の盛夏の頃も恐らく朝夕の…

老いのひとこと

恥ずかしきことながら又しても舟田さんのふんどしで相撲を取ってしまいました。 厚かましい限りです。 当方「半山君」の碑文解読に向けて天気予報で拓本日和をさがしている最中に氏より凡その概要を把握したとの一報をいただいたのです。 まさに舟田氏は千…

老いのひとこと

大阪の孫たちから「敬老の日」のお便りが届きました。 保育園でお遊戯の発表会があったとの報に接しこころが自然と和んだのでした。 お遊戯の発表会とまったく同じい趣旨かと思うが只今目下の処、手習い中の陶芸教室にても作品の展示発表会が催されるという…

老いのひとこと

「敬老の日」のお祝いの品をいただきました。 温州ミカンと中田のきんつばです。 本当にありがたいことです結構なことです。 感謝致さねばなりません。 この地域に住をたまわりこの地域に支えられ見守られて齢を重ねることが適えられました。 この地域の自…

老いのひとこと

弓を引くことを断念いたさねばならんほど足腰を傷め付けてしまったのだが、さすがに後ろ髪を引かれる思いがして本日は久方振りに弓道土曜講座を受講してきた。 棄て難き愛着心が募り居ても立って居れない気持ちに押され思い切りよく兼六園道場へ駆けつけま…

老いのひとこと

リサイクル兼メンテランス業を請け負った以上は誠意を尽くして完遂させねばなりません。 自慢にもならない下手糞老いぼれ剣士としての30年のキャリアからして要らなくなった種々雑多な小間物をわたくしはご丁寧にも溜め込んでいたのです。 それをひっくり返…

老いのひとこと

今日は「半山君」に面会し単身でぶち当たりを噛ましてみた。 無謀な勝負とは知りつつも敢えて挑んでみたのです。 上々のお天気なので、リハーサル兼予行演習と心して拓本七つ道具を携えての妙典寺詣でと相成った次第なのです。 当然ながら、その前日には直…

老いのひとこと

今日もペタルを漕いで額四峠を駆け抜ける。 くずの蔓が四方八方に好き放題伸び放題互いに覇を競い合い絡み合っています。 大きな葉っぱの翳に身を隠すようにくずの花の清楚な逆立ち姿を見掛けるのです。 そして、辺り一面に甘酸っぱい芳醇な香りを振り撒い…

老いのひとこと

此の自作の縄文土器に惚れ惚れする。 確かに崩壊寸前ではあるが辛うじて原形を留めているではないか。 圧し掛かった不運な運命に精一杯抗して活きる気概を懸命に示す姿がとても素晴らしいではないか。 此の立派過ぎる出来具合を見れば見る程見飽きることが…

老いのひとこと

「野焼き」二日目の今日は窯出しの神事に参列した。 縄文時代の古式にのっとり窯出し隊の面々は日本海の海中にて身を清め隊長の号令一下勇壮な立ち居振る舞いのもと豪快に而も大胆な掛け声と共に作業は進められた。 海浜の熱風とともに灰塵が巻き上がる中漆…

老いのひとこと

鶴寿苑が主催する陶芸教室は「北陶」傘下にある関係で此の際の『野焼き』実演は全てを網羅した極めて大々的な挙行と相成るらしいのです。 教室生の最も末席に位置するわたしだがせめて点火の瞬間だけでも見聞しようと喜び勇んで現地に赴いたのです。 原始時…

敗者の条件≪9≫

「敗者の条件」=其の9 八つ目の戒文は 【敗者は他人を信用しない】 此れも難題だ。 勝負の世界で他人はおのれに対峙する敵そのものだ。 その敵を信用しない。 当り前ではないか。 逆に申せば、勝者はその敵を信用し信頼することになろう。 命の奪い合いを…

老いのひとこと

巌のような自然石で建てられた「半山君」の墓の真横にまるで寄り添うように小さき一体の墓石がある。 明治14年に「津田近三」がこれを建てたということだ。 その前面には壱拾壱の戒名が連記されている。 そして、その中の一つに「顕壽院殿近三日正居士」…

老いのひとこと

謎の人物、「津田香太郎」の所在がわかりました。 不肖、此のわたくしに取りましては此の上なく重大なる情報提供をお受け致したことになる。 つまり、此のわたくしを取り巻く戸籍上の謎の人物が今詳らかになったということです。 すなわち、此のわたくしの…

老いのひとこと

此れは半分以上作り話なのかもしれません。 「近吾」は弘化2年(1845)2月2日に父「清三郎」母「鉚」の下に生まれた。 ところが、母「鉚」は産後の経過思わしくなく2週間後の2月16日に幼子を残したまま弐十歳の若さでこの世を去ってしまったので…

老いのひとこと

先日のこと、郷土史にお詳しい知友舟田氏の同伴を得て寺町妙典寺に鎮座する「津田半山君墓」をカメラに収めてきた。 威厳放つ自然石の堂々たるものだ。 現段階では、津田一族の中に「半山」の名は未だつまびらかにされてはいない。 敬服するに値するような…

老いのひとこと

不要になった破損竹刀のリサイクル兼メンテナンス業を始めることにしました。 それにしても、大外れた熟年起業家を夢見てるわけでは決してありません。 孫が通う学校の道場にストックされる不要不急のばらされた竹刀を組み立て復元させることをふと思い付い…

老いのひとこと

月に一度の大先生による講義の日です。 本日も先輩諸氏の作品を前に一つ一つ講評が展開されてゆく。 淀むことろなく淡々としかも要だけは辛辣なジョークを交えた言葉で〆られるのです。 作者との対話の中で此の作風の由って来る根拠を聞き出す。 例えば、白…

老いのひとこと

サルスベリにオニヤンマ 先日には町会の夏の夜のイベントが盛大に執り行われました。 その翌朝には後片付けがこれまた盛大に執り行われましたわけなのです。 善意に満ち溢れた有志のお歴々が三々五々ご参集為されましたがさすがに前夜の勢いはどこへやら皆さ…