2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

老いぼれの独り言

アダプト2 4年前の2009年8月31日 国中が政権交代に沸騰した。 興奮覚めやらぬある時期に鳩山由紀夫と云う方が普天間の移設先は国外に、少なくとも県外に致すと明言した。 アメリカと対等に物言える自主外交に半狂乱し狂喜に全身の震えが止まらなか…

老いぼれの独り言

A・T大兄を悼む また流れ星がすっと消えた また朋友が逝った 魔球をレシーブし絶妙のトスを武器とする名セッターであった 名うての毒舌家であり雄弁家でもあった また理詰めの数学者でもあった 此の三方より「不条理」に寄り立て攻め立て蝮のように噛み付…

老いぼれの独り言

一難去ってまた一難、連夜の災難続きだ。 “こぶらがえり”の次の日は“食中り”それもなんと大根おろしの摂取がもとで劇烈なる腹痛に見舞われてしまった。 大根おろしは天然の消化剤だよと掛かり付けのお医者さんからは一笑に付された事が昔あった。 一昨年の…

老いぼれの独り言

「半沢直樹」が面白い、昨日もたじろぎもせずテレビに噛り付いた。 椅子の上で足を組み正味60分以上動かぬ姿勢でいた。 興味津々の場面で前編が終わりさて立ち上がろうとしたが出来ない。 それどこか左脚太もも辺りに強直が走り激痛でのた打ち回った。 と…

老いぼれの独り言

そう云えばこんなことがありました。 わたしが住をたまわる近隣の地に実にご奇特なるお方が居られました。 道路や空き地の美化整備に粉骨砕身ご奉仕を為されるお姿をよく見掛けました。 「アダルト プログラム」を先取り為され、単身で此の新領域へ 乗り込…

老いぼれの居合稽古《10》

その10 先日の金曜日に風邪気味を押して「ふれあい」に入ったが気力萎え志気消沈したまま抜かずじまいに終わった。 敵地に臨み体調不良を口実に勝負を忌避することは武士道の教えに反する。 有るまじき卑劣行為と心得て、せめて『前』 一本目だけでも男の…

老いぼれの独り言

地域の公民館から「長寿の集い」への参加呼び掛けがあった。 参加に当たり一千円の個人負担が掛かるが当町会ではその分町費で賄うので行っては見ないかと誘われた。 わたしは考えあぐんだ末に承諾し自分を含めた七人分の参加費七千円を立替え払いした。 そ…

老いぼれの独り言

アダプト1 ラジオ体操の帰りに道路脇の立看板が目に入ります。 「アダプト プログラム」とある。 何せ横文字にはめっぽう弱い。 馬鹿な奴がいたものだ、アダルトをアダプトと書き損じやがってと見過ごしていた。 しかし、ある日まじまじとよくよく見れば間…

老いぼれの独り言

盆休みのある日の事、何時ものように隣町の公園へ「ラジオ体操」をお目当てに赴いた。 少し早かったせいか、野球とサッカーに興ずる少年たちの気持ちの好い「朝練」振りにはお目に掛かれなかった。 それに引き換え、わたしを出迎えたのはけたたましく鳴き叫…

剣道はすごいぞ≪2≫

『剣道はすごいぞ』 ―伝統と文化を大切にしてよりよい日本国をめざそうー はじめに 「ビートたけしの教育白書」は「安倍内閣の美しい國日本・日本人の品格」と見事マッチングし実に時宜を得た報道番組でありました。 今やその第2次安倍内閣は日の出の勢い…

老いぼれの独り言

尚道館の日曜稽古への惜別の念いや増す中、昨日は総勢九名が馳せ参じ何時になく盛況であった。 神前正面を左手に道場を横長に取っての廻り稽古であった。 数台の扇風機がフル回転するが各々方の凄まじき熱気は道場一杯に溢れ返り充満した。 此の日の時の経…

老いぼれの独り言

今年の墓参り=その3 「清三郎」のお墓の横に清三郎が自分の父親「金太郎」の為に再建した墓が並ぶようにしてある。 清三郎はさらに父親の墓に添うように自分の母親だけのお墓を丁重に作り上げた。 清三郎の母上はそれなりの人物であったわけだ。 江戸時代…

老いぼれの独り言

今年の墓参り=その2 「清三郎」の墓を建てたのは津田香太郎なるお人なのだが諸士系譜等の文献をあさるが依然として謎の人物の儘なのです。 素人の単なる憶測に過ぎないのだが玄蕃家を継いだ「音五郎」こと内蔵助正行が兄清三郎の墓石建立を思い立ったので…

老いぼれの独り言

今年の墓参り 例年なら、わたしの実家と家内の実家のものとわたしの実弟のお墓の三つでした。 ところが今年は新らたに一つ増えてしまいました。 そのお墓は野田山墓地の一角にありました。 誰も来ないのでひっそりと立っていました。 それは、わたしの母方…

老いぼれの独り言

子供染みたことを考える。 自転車で鶴来線沿線沿いの道を四十万から額乙丸駅に向けて通り抜ける。 凡そ2キロ弱の区間だが電車とすれ違う。 特に下り線の車両が前方より接近しすれ違いざま何がしかの風圧を感じるのです。 一度、野球帽が瞬時に後ろへ飛ばさ…

老いぼれの独り言

連日の熱帯夜から解放され、盆入りした13日からは亡者を迎えるにふさわしく確かに凌ぎやすくなった。 夏蒲団に身を包む姿にこそ驚かれぬると云いたい。 此の週は隣町の公園まで出向き「ラジオ体操」に興ずる事と相致した。 自転車を走らす外気は暦通りも…

敗者の条件≪5≫

四つ目の戒文は 【敗者は心の底から喜びや感激を味わったことがない】である。 あっと言う間に、時代背景が急転した感が強い。 今や、捻じれ現象も解消し保守安定政権がアベノミクスに油を注ぎ活況の兆しを露わにしつつある。 果たして、敗者にまで心の底か…

老いぼれの独り言

旧盆の最中とはいえ日曜会にはいつもの精鋭たちは相つどう。 三者三様錬り上げしつわもの、相手に不足なし。 組みつ組まれつ、四人は周り稽古に没頭し暑気を拂った。 如何に首尾よく理合い通りの打突を完遂したか。 切っ先三寸の物打ちで相手脳天を衝撃無く…

老いぼれの独り言

ひとりごと=その7 むかしの人はよく言ったものだ、“捨てる神ありゃ拾う神あり”・・ 弁解の仕様なく、ただ一方的に当方に重大なる瑕疵があった。 諸悪の根源は、このわたしにこそある。 それゆえ、喧喧囂囂 (けんけんごうごう )たる怒号と非難 (ひなん )轟…

雑草園顛末記《32》

庭の剪定は以前から気にはしていた。 藤井造園さんには、引っこ抜くなりして大伐採をお願いしたい旨連絡を入れて置いた。 ところが幾ら待っても藤井さんからは梨の礫 (つぶて )もない。 恐らくは、丁重に剪定をお願いすべきところを行き成り引っこ抜き作戦…

老いぼれの独り言

一昨日の丁度あの時刻には「せちん」のただ中にあった。 何せ得体知れぬ大声の雑音が天から降ってきた。 炎天下に雷鳴もあり得るはずもなく、間を置かずそれは緊急放送用のスピーカーだと気付いた。 アナウサーが狼狽 (うろたえ )ているようにも聞こえる、…

老いぼれの独り言

ひとりごと=その6 至ってくどくてしつこいタイプだ。 あの一件を、もう一度原点に立ち返って考えて見まするに、12日午前8時過ぎころに居るべき物体を見失った時点でわたしは当然のこととして顔色を変えて近辺一帯を狂ったように駆けずり回らねばならな…

うらなりの記《118》

第四章 まとめ 末成りのような生い立ちの身がよわいもう直ぐ七十八をかぞえる。 末成りのような身ゆえ幾多の屈辱を背負うた。 この感慨に耐え抜き、何ものかが此の末成りの身を加護してくれたに相違ない。 小学校の同窓会の案内を今回も辞退することにした…

老いぼれの独り言

近くの中学校の剣道部の顧問の先生が部員たちを引率されていらっしゃった。 一週間越しの学校行事が本日実ったことになる。 彼らは身を呈しての勤労奉仕にわが身を乗り出してアタックしてくれたことになるのでしょう。 地べたに両膝を付き這い蹲るようにし…

老いぼれの独り言

奇数土曜の六水会とカウントダウンに入った日曜会、老骨に鞭打ちノルマを果たした。 前線の停滞と夕刻の凪ぎが重なり、此れ宿命とはいえ耐えがたきを堪え忍びがたきを忍ぶ思いで奮励した。 何れも五十其処らの壮年盛り、しかも粒揃いの高段者、謂う処の猛者…

老いぼれの独り言

ひとりごと=その5 あす明後日が七日、今年も立秋の日を迎える。 忌まわしきあの夏の日から季節が一転する。 しかし、何といってもわたしには何処からともなく声なき声が耳に入って來る。 あなたはおのれを擁護し防衛もし弁護もしながら「2」から「1」へ…

老いぼれの独り言

八月三日土曜日午後6時開催の定例作戦会議があった。 その三日当日の午前9時半ころ一士官より本日の会議開催の有無についての問い合わせの一報はいれり。 直ちに評議の上以下の結論に達す。 総て、当該士官の機転よろしく、本日の作戦会議に上程すべき確…

ニュージーランド行き《2》

ニュージランド紀行 二〇〇六年三月二十六日~四月二日 ② アメリカセンダンクサを探したが私の目には入らなかった。 でも開花時期が初秋の頃ではないので他人事とは思えず気掛かりだ。 それにしても、何処にでも目にする雑草と思しき植物が全くと言ってよい…

老いぼれの独り言

今にも降り出しそうな空模様だがラジオ体操を抜きにしたら一日が始まらない。 いや、おとこが廃る。 見れば、子ども会の世話役の方がラジオを携えでんと陣取っていられる。 迷った挙げ句の見事な英断だろう、わたしは感服した。 ところが不味いことに案の定…

老いぼれの夕雲考《116》

夕雲流剣術書 小出切一雲 誌(42) 畜生兵法をば酷評す 【畢竟は己を十分の才覺賢き勇士に成りきわめて、敵をば大愚鈍の臆病者おとしつけたる了簡、誠に天理人慾のわかれも知らず、意識我慢を増長したるの至極なれば、朴な畜生には結局劣りたれども、兵法…