2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのひとこと

無断掲載 わたしは味も素っ気もない極めて無粋な奴だ。 チャゲ&アスカのヒット曲は唯の一曲も知らない世間知らずだ。 只舞台狭しと歌を絶叫し歌に狂い歌に酔い痴れる熱演と卓越した演出振りは世間音痴のわたしにも少しはその気持ちは伝わっていた。 其のア…

大阪の旅≪9≫

⑨息子夫婦の勧めもあってもう暫し逗留することにした。 かつての長岡京の跡地を見ることにして阪急電車京都線に乗る。 沿線に長岡天満宮駅があるので準急に乗る、案内所で尋ねれば長岡京跡は此処ではなくもう一駅先の西向日( むこう)駅だと聞かされた。 当駅…

老いのひとこと

何の事はない深澤直人氏はすでに金沢二十一世紀美術館にお出ましでした。 「工芸とデザインの境目」と題して10/8から来年の3/20までのロング興行が企画されている事を迂闊にも知らなかった。 平日にも拘らずチケット売り場は長蛇の列ではないか。 数々…

老いのひとこと

深澤直人さんは日本民芸館の5代目館長さんでありお仕事はプロダクトデザイナーでいられる。 衣装のデザイナーを含め世に在るあらゆるものの物づくり上のデザイナーなのでしょうか。 だからしょぼくれた製品を創っても仕様がない。 見栄えのいいハリのある製…

老いのひとこと

家内から空の異変を知らされる。 初冬の朝に虹を見た。 朝日射す西の空掻き曇りぽつりと時雨れれば其処に虹あらわるる。 松ヶ枝に もみじ七色 虹の橋 雁の群れ 除けて飛ぶよな 虹の端 朝日さす 秋雨ぽつりと 虹がさす

老いのひとこと

無断掲載 「現代に生きる・現代を生きる鈴木大拙」のテーマのもと「金沢・現代会議」が文化ホールで執り行われた。 何分終了時刻が21:00とある。 路線バスで帰宅すれば優に22時を過ぎよう、此の際原付バイクを決断した。 何とも単純な男ゆえ現代に生…

老いのひとこと

歯医者さんの医療用語「ブリッジ」のことを「差し歯」ともいうことを始めて知った。 「入れ歯」は取り外しができるが「差し歯」にはそれができないことも知った。 此の際、わたしの欠落した前歯の治療は「差し歯」にして頂くことにしたのだが折れた歯の歯根…

老いのひとこと

無断掲載 此処金沢にまでも大きな余波が伝わりました。 速報傳えるラジオの音波は逸早く届きました。 熊本から鳥取そして福島へと矢継ぎ早やに飛び火しまさに地震列島を地で行くさまを見せつけられた。 被害最小限に留まり軽微で済んだ事は何よりだが福島第…

老いのひとこと

新聞記事に少々驚いた。 どうも神戸の某マンションでの実話らしい。 此のマンションでは住民同士の挨拶を禁止したらしいのです。 その動機はマンション内の住民総会で「我が子には知らない人から声を掛けられたら逃げるように指導しているので当マンション内…

剣道はすごいぞ≪12≫

『剣道はすごいぞ』 ―伝統と文化を大切にしてよりよい日本国をめざそうー 『剣の五徳』は今いずこ 昔から『剣の五徳』という言葉がある。一つ正義 二つ廉恥 三つ勇武 四つ礼節 五つ謙譲。 剣道人のあるべき姿であり戒めでもあり日々の錬磨において此の徳目を…

老いのひとこと

無断掲載 大統領の失政を糾弾せんと夥しい数の民衆が蹶起する。 その数100万人とは常軌を逸する。 安保法制に烽火を上げたシールズたちからも韓国の民主主義の華々しさにある種の羨望の気持ちを露わにしたのだという。 朝鮮文化に造詣深い山鳥さんにその…

老いのひとこと

大きく息を吸って インフルエンザ予防接種の予約を入れたので掛かり付けの病院へ行った。 何時になく混んでいる、みなさん注射待ちの御方に違いない。 何の気なしにそれとなく辺りを見渡すと心当たりの人物が居られるではないか。 思い出すまでもなく20年…

老いのひとこと

忘れもしないわたしの愛犬リリーの命日は2012年の8月31日です。 身内を失った寂寥感と哀惜の念を紛らわすためにそれ以降自転車を乗り回すことをなりわいとするようになった。 それ以来ずっと雨降らぬ限りは我が家のママチャリに乗って徘徊することが…

老いのひとこと

例によってふれあいにて禅走に勤しむ。 何も考えずに自分では無心の境地でひたすら走る。 その内に突然ただ何となく不思議な霊感のようなものが働き野田山墓地へ誘われるように吸い寄せられるおのれ自身に気付いた。 落ち葉散り敷く参道を登り詰め清三郎と金…

老いのひとこと

Prostate Specific Antigen 略称PSA(前立腺特異抗原)の検査を受けたが基準値には至らず何より胸を撫で下ろしました。 何分陛下ですら罹患が疑われ手術にまで至られた厄介者ゆえ随分と気には掛けていた。 掛かり付けの医師に一度…

老いのひとこと

そんなに良いことばかりはつづかない。 晴れの日もあれば雨の日もある。 いやあ参ったなあ、いくら悔やんでみても始まらない。 昨日の夕食の事、刻み昆布を噛み違え前歯がぐらっとし軽い痛みが走った。 しまったと思ったがもう遅い後の祭りでした。 一瞬にし…

大阪の旅≪8≫

⑧終戦は小学4年時、教室の窓々から万世一系の天皇の名前を声高らかに吟じる唱和音が響き渡っていた。 幸か不幸かわれらは辛うじて免れた、教育勅語も空で憶えることもなかった。 つまり、所謂皇国史観に色濃く染まることはなかった。 だからと云う訳ではな…

老いのひとこと

今年は鈴木大拙の没後50年目に当たるのでそれを記念して講演会が開かれました。 鈴木大拙館の木村館長先生よりお話がありましたが はっきり言ってわたくし如き凡人にはよく判りませんでした。 殊更、聞く素養なきものがズケズケと場違いな座席に迷い込んだ…

老いのひとこと

秋の陽だまりに背戸に出て背を丸めパチンパチンと鋏を入れるのも悪くはないがどうもこれができない。 ほったらかしで荒れ放題手も付けられない足の踏み場もない。 幸い甥っ子の息子さん又甥と云うらしいが手助けに来て呉れた、ほんとうに天の助けとなりまし…

老いのひとこと

無断掲載 トランプが勝とうがクリントンが敗けようが関係ない、政治に関心を抱かぬ無関心層はきっとアメリカにも数多くいることでしょう。 況してや他国の大統領に誰が成ろうが関係ないとそう思う日本人はもっと沢山いられましょう。 そんな人たちは気楽であ…

老いのひとこと

5日土曜、快晴終日秋空が広まる。 小さなよろこび二題降り注ぐ。 伊藤クリニックで胃カメラを呑みCTカプセルに身を横たえてみたが特に顕著な異常は見当たりませんとの診断を受けた。 やれやれほっと胸をなでおろす。 帰って郵便受けを見れば大きな紙包み…

大阪の旅≪7≫

⑦ギリシャ系のアメリカ人ラフカデオ・ハーン氏は40歳で来日し松江藩士小泉湊の娘節子と結婚46歳の時に名を小泉八雲と改め正式に日本人となられたのだという。 松江滞在はわずか一年余りであったらしいが八雲が熱く所望した武家屋敷に妻節子と共に暫し新…

老いのひとこと

無断掲載 11月3日は恒例の剣道全日本選手権の日です。 例年、放映権を持つNHKがテレビ生中継をされる。しょぼくれ目を丸るくお皿の様に見開いて被り付くのだが勝負ありの打突の決定的瞬間がどうしても自分なりに確と認知できない。 審判の旗が3本挙が…

老いのひとこと

我らが鶴来日曜会の塾頭も腰痛症で目下のところは大事を取っていられる。 七段の実力保持者であれ例外ではないことを知る。 そもそも右足を前にして構え半身の上体は真っ直ぐ正対させねばなるぬ姿勢には確かに不自然さはある。 おまけに左の足は撞木足を忌避…

老いぼれの夕雲考《126》

夕雲流剣術書 小出切一雲 誌(52) 小出切一雲の冷徹なる観察眼で捉えた哲学的処世訓と辛辣なる箴言が散りばめられていやしまいか。 【故に一切の學問は、見聞覺智在て辨口のかしこき者、當流には第一嫌也、見聞は耳目より入るなれば、大概は意に止て意の…

老いのひとこと

知りもしないのに知ったような顔をする「知ったかぶり」は感心しません。 実はわたくし此の歳に至るまで「実語教」の事何も知りませんでした。 或る意味とても恥ずかしいことかも知れないがそれを敢えて今此処に告白いたすのです。 親や祖父母からも聞いたこ…

老いのひとこと

今年の剣道日本一には神奈川県警の勝見洋介選手に輝いた。 国友連太朗選手からまさに絵に描いたようなお見事な出小手を取られた。 実写の場面は余りにも早わざ故わたしの目には捉えられなかったが再生場面で打突部位を的確に捉えていることを確認できた。 彼…

大阪の旅≪6≫

➅しょむない話だが安来の街に居ながら月山富田城くらい見たかったがやむなく割愛した。 戦国武将山中鹿之助の名言「我に七難八苦を与え給え」の遺訓を称えせめて城跡だけでも一見したかったが残念無念というしかない。 松江城へは旅館から歩いて10分ほどで…

老いのひとこと

市の歯科医師会から封書が届き読めば落選通知書でありました。 喜び勇んで「かなざわ歯ッピー長寿8020賞」に応募いたし大いなる期待を寄せてはいたが見事落選の憂き目を見ました。 敵を見くびり軽くおちょくっていたことが重大なる過ちであったことに今…

老いのひとこと

世の中にはご奇特なお方がいるものです。 世話になった母校の校歌を今以って覚えていられる取り分け小学校の歌詞も旋律までもがちゃんとスムーズに出てくるお方にはシャッポを脱ぎます。 母校への愛着心はないわけではないがそんな芸当はわたしには出来ない…