老いのひとこと

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我らが鶴来日曜会の塾頭も腰痛症で目下のところは大事を取っていられる。


七段の実力保持者であれ例外ではないことを知る。


そもそも右足を前にして構え半身の上体は真っ直ぐ正対させねばなるぬ姿勢には確かに不自然さはある。


おまけに左の足は撞木足を忌避し爪先正対が要求され踵は一寸上げねばならない。


右腰を引いて骨盤を真っ直ぐ御臍を正面に向ける姿勢には確かに少々無理が生じよう。


とは言えども剣道をこころざすもの皆がみんな腰痛に悩まされるわけではない。


だとすれば何かに問題があるのであろうか。


騙し賺し腰の痛みと寝起きを共にしそれが我が身体の一部分となり同化しそれが当たり前のようになればそれで良いではないか。


そう言う心の持ちようを求めて今日もふれあい体育館にお世話になる。


わたしは既に20年越しの腰痛病、完璧に慢性化してしまった。


右足首にも左脚の付け根付近にも疼痛が走る。


これを口実に我が身を安静に致すよりも我が身をしごいた方がより良薬となり得ることを知ったのです。


今日も走禅・鼓禅・片足爪先立ち立禅に精を出す。


暫しの間だが痛み遠のき忘我・没我・無我の境地を体得する。


これが堪らなく嬉しい。