2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのひとこと

17日雪、本日のシベリヤ寒気団は気温マイナスを予告しながら的が外れ重たい湿雪で典型的なべた雪になった。 でも鉛色の雪雲が垂れ北風が舞う。 ご丁寧にも今日もお出掛けだ。 合羽のフードを深々と被りうつむき加減でとぼとぼ車道の隅をいく。 踏み込む足…

老いのひとこと

尾籠な話でかたじけないが此処のところずっと下痢がつづく。 日に何度となく突然便意を催す。 変なものを食した心当たりはない。 若しかして真鱈の真子の煮付が消化不良を来たしたのかも知れない。 念のため暫し自制することにしたのだがそれでも尚依然とし…

老いのひとこと

無断掲載 ・東大出の頭のよいお役人さんと云えども其処はやはり人の子で在りましたとさ。 ・偉い御方の息子だと知れば無碍に断るわけにもゆかず雁首揃えてぞろぞろと料亭の暖簾をくぐってしまったのだとさ。 ・なかには何んと驚くなかれ御身お一人で堂々と敷…

老いのひとこと

新聞の死亡広告欄を見て唖然とし我が目を疑った。 まさかあの人物が、あの大先輩が早々に大悟あそばされるとは幾ら世の常世の定めとは言え余りに無常すぎはしまいか。 此の大先輩とは県武にてよく剣を交え夜の巷では盃を交し合ったものだ。 天性の面抜き面の…

老いのひとこと

無断掲載 10年むかしの「かん」さんと10年を経た「すが」さんが対決した。 大震災の惨禍と未だ先の見えないコロナ禍という異質の国難に直面し「かん」さんは敢えて政敵「谷垣」さんと意思疎通を計ったむかし話を思い出しながら「すが」さんも「枝野」さ…

老いのひとこと

とうとうお目当ての人物を拝顔するに及んだ。 掻い摘んで事の経緯を要約して報告する。 丁重に温水ルームヒーター修繕を願い出るがどうも在り来たりの日常会話が通用しないようだ。 時空を超越した言語表現が飛び出し強か理解に苦しんだ。 或いは途轍もなく…

老いのひとこと

其の御仁は何のことはない我が郷里の人物にして然も意外と思しき箇所に其の住処が御座ったのだ。 此処まる一年以上通い慣れにしお決まりの巡回コースの途上に見事に重なり合ったのだ。 気色が悪いくらいの奇天烈なる巡り合わせではないか。 日ロ戦役の旅順要…

老いのひとこと

温水ルームヒーターの修理のことで一度苦杯を舐めさせられた。 だから触らぬ神には祟りなしの言葉通りに為せばよいものを性懲りもなく変な眼つきで物色しつづける嫌な人物がいたのです。 或る日のことネットを弄くっていたら「部品のないルームヒーターを治…

老いのひとこと

そろそろ柚子のシーズンは終わるのかも知れないが育ちの好い色付きもしっかりしたのが仰山とどいた。 有り難いことだが温州ミカンのようには参らずハタッと思案する。 やっぱし柚子湯にどっぷりと浸かり湯上りに柚子茶を楽しもう、此れが一番だ。 何んと長径…

老いのひとこと

高価な能登手毬が少々手に入った。 旬の味を頂くのも良いが冷蔵庫よりもっと保存が効く天日干しを思い付いた。 早春の柔らかい日差しに晒して巨大な干し椎茸をつくろう。 見て好し手触りよし味も良し、干し椎茸三昧に舌を巻くことにしよう。 完全無欠に保存…

老いのひとこと

わたしは長男で在りながら家の跡取りはしなかった。 実質弟が実家を継ぎ墓の世話をしている。 わたしは三人の息子と六人の孫たちに恵まれた。 暢気なもので此の案件については未だ深堀することなく此の歳に至ってしまった。 幾ら何でももうソロソロ構想を組…

老いのひとこと

週に一度は鶴来道場の床を踏む。 コロナ自粛が叫ばれ頓に参加者は絞られてしまった。 依って二面を有する道場は少しばかり広すぎ勿体ない気がしてならない。 道場の正面左の隅に和太鼓が控える。 われらの稽古を見守る守護神のような気がする。 太鼓は飾り物…

老いのひとこと

9日新雪あり、10センチにも至らない僅かばかりの降雪があった。 寒気団に被われ割かし寒い、霰まじりの小雪が舞う。 雨合羽のフードをかぶりいつものお出掛け。 路肩の雪の上は滑らずに歩きやすい。 ククッと新雪を踏み込む音がする。 ググッと小気味の好い…

老いのひとこと

8.4%は幾らお歳を召していても少々高すぎはしまいか。 次回も改善なく同じレベルなら強めの薬を処方しますから覚悟しておきなさいと一本釘を刺された。 自分では精いっぱい努力したはずにも拘らず数値は逆行してしまったではないか。 改善どころか最悪の…

老いのひとこと

あの1月10日前後のころのドタ雪も今や跡形もなく消えた。 わたしの馬替地内の菜園に積まれた小山のように残雪の塊りも奇麗に消えた。 何も知らない此のわたしは偉大なる太陽エネルギーの為せる業だと信じて疑うことがなかった。 ところが実はそうでない事…

老いのひとこと

年に一度の胃カメラ検診を受ける 。 毎度のことで馴れっこになったにしてもあの泡消し薬にもっと益しな薬味をなぜ加味しないのか不思議でならない。 又あのシャーベット状の麻酔薬にも素敵な香辛料一滴垂らしてほしいものだ。 何時になくカメラの管が喉元を…

老いのひとこと

掛かり付けの歯医者さんから歯のお掃除の案内がきた。 求めてもいないサービスの押し売りは怪しからんと邪悪な気持になること自体がもっと怪しからんことでありましょう。 食餌に耐える歯並びを所持すること自体をあなたは素直に感謝いたさねばなりません。 …

老いのひとこと

中には七十年六十年むかしの知友も含まれましょう。 幾ら歳を取って少々耄碌いたしたにしろ何と情け知らずの冷たい人間だと先方様に捉えられてはやはり拙かろう。 さりとて長き年月を掛けて培われてきたご厚誼をむげに破棄し絶交宣言を為すわけでは決してな…

老いのひとこと㉟

我が母方の津田本家筋は武断派に属し分家の方はどちらと云えば文治派に属しはしまいかと勝手に目論んでいた。 その根拠は5代目当主要人の跡を継いだ嫡子平左衛門近英は御先弓頭や御持筒頭を歴任し小将頭に昇り詰めており、その嫡子7代目和三郎近知は御馬廻…

老いのひとこと

無断掲載 バイデン大統領の就任式に色を添えてくれたアマンダ・ゴーマンさんを褒めちぎる新聞記事に出あった。 英語が判る筈もなくテロップの文字にも理解が伴わらずただ彼女の表情にだけ魅せられつづけた。 やはりその通りだった。 全世界の民衆のこころを…

老いのひとこと㉞

津田半山とは津田和三郎のことであり津田一幽家の本家筋の第7代目当主になる。 和三郎には実子なく分家筋の清三郎の子と思しき津田十之進近明を養子に迎えたが維新の政変に巻き込まれ消息を絶ってしまった。 それで同じく清三郎の子と思しき津田近三を再度養…

老いのひとこと㉝

無断掲載 加賀藩人持組筆頭の今枝家に造詣深いF氏から又しても画期的な快報が入る。 津田十之進近明と津田近三とは何のことはない同一人物である確証を得たとの報告を受けたのです。 我が終生の仕事である自分史作成の上に大した得点と相成りました。 此れ…

老いのひとこと

そりゃ人だから誰しも失敗はするし失言も致しましょう。 其のおのれの至らなさを心底悔いて猛省し公に向かい謝罪し神仏には懺悔を致せば森さんも必ずや安泰であったであろう。 復活し返り咲く折角の好機を何ゆえ無に帰してしまったのか皆目判らない。 謝罪会…

老いのひとこと

無断掲載 菅首相には頭の痛い出来事が矢継ぎ早に圧し掛かりさぞかしご心痛の極みだろうとお察しする。 でも其処はやはり幾多の試練に耐え抜いた古参の強者らしく平然と迎え撃つ其のお姿には或る意味感服する。 衆議院の予算委員会が終日テレビに映し出されま…

老いのひとこと

先日もスマホにて剣道を観戦しようと開けば八段の先生が少年剣道の基本を授ける場面に出逢ったのです。 先生は打突の際の引き付け足について事細かく強調なされていた。 わたしも少年になった心算で興味深く稽古に参加させていただいた。 ・打突に際し右足か…

老いのひとこと

スマホのグーグルニュースをよく開く。 するとニュースに紛れ込んで剣道の打ち合う場面が映し出される。 さては全剣連がグーグルと連携し剣道の普及啓蒙の為のPR作戦に出られたのではあるまいかと勘繰る。 でもGOTO剣道キャンペーンは奇抜なアイデアで…

老いのひとこと

長府温水オイルヒーターの御臨終を迎えた。 2007年製なら14年間の大往生に違いなかろう。 長寿を慶んで然るべし。 形あるもの姿あるものは当然のことながら盛者必衰のことわり通り寿命は尽きましょう。 判り切った道理ではあるが愚かなりし凡夫にはそ…

老いのひとこと

矢張り外が好い。 決して足取りは軽くはないが外を歩けば空気がうまい。 曇った日でも気が晴れる。 スカッと晴れ渡れば尚のこと澱んだおのれが澄み渡る。 真っすぐ伸びた一本道を行く。 うつむき加減ではなく矢張り腹の皮を突っ張るようにひかがみも張って前…