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菅首相には頭の痛い出来事が矢継ぎ早に圧し掛かりさぞかしご心痛の極みだろうとお察しする。
でも其処はやはり幾多の試練に耐え抜いた古参の強者らしく平然と迎え撃つ其のお姿には或る意味感服する。
偶々目にした黒岩議員の追及場面が別の意味でとてもユーモラスに映った。
首相のご子息に矛先が向けられた其の間の経緯を云うのではない。
槍や矛を振りかざす仕掛人のマスク姿の面相に気が取られ核心部分が少しばかり曖昧になったと云うことなのです。
極めて不謹慎ではあるが黒岩さんの殺気が一向に此のわたしには伝わらなかった。
じれったくもあり阿呆臭くもあり見るに忍び難い此のまどろっこしい仕草にもっと真剣に遣れと活を入れたい。
マスクがずり落ちて鼻が出る。
ずり上げた其の矢先に又ずり落ちて鼻が丸見えだ。
何度こそ繰り返されたことでしょうか。
それもそのはず委員会室での鼻出しマスクは許されまい。
同僚の誰かが気を利かせるわけでもなくあっという間に持ち時間が過ぎ去った。
国政の大舞台を踏む役者さんは用意周到にして準備万端整えて小道具一つにも気を配っていただきたいものです。
