2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのひとこと

慢性腰痛の治療法は此れ如何に。 もはや腰痛は持病と化し終生の友と致す覚悟はできた。 とにかく此処十数年あの手この手を駆使しながら藁にも縋りつく想いでの苦闘の連続。 鎮痛剤の注射という最悪の経験もした。 結論は整形外科という近代医学では我が持病…

老いのひとこと

四月を前にもうサクラは開いた。 少しばかりの恥じらいの色を見せながらも眩しいばかりにこぼれる笑顔を振り撒いている。 コロナ禍のさなかにも拘らず今年の桜はいつものさくら色を失わずに一斉に咲き始めました。 ところがどうしたことか折角咲いたばかりの…

老いのひとこと

さあ愈々シーズン到来、野球も相撲も動き始めた。 彼らにあやかりさあ畑へ出よう。 志気を振るい立てて何はさて置き先ずは草をむしろう。 我に宛がわれし四本の畝の雑草の息の根を止めねばならない。 日向ぼっこしながらしゃがみ込んでつまつまと手で毟り取…

老いのひとこと㊱

野田山周辺の車列が何時になく混み入る。 幸い駐車スペースがあった。 久し振りに「芝山」の地に足を踏み入れた。 下界ではもうソロソロ花便りが届きそうだが此処野田山には万物が未だひっそり息を凝らしているようだ。 それでも地表にはアザミがぼつぼつ顔…

老いのひとこと

電車の踏切に無造作に墓標が建つ。 殊更、意に介せずに通り過ぎていたが偶々今日はお花が添えられている。 此の石柱に関わる人物がきっと此の馬替近辺に居られよう。 少しく親近感をおぼえ立ち止まって見れば昭和34年3月16日の日付が刻まれる。 当然な…

老いのひとこと

連日、額新保地内をそぞろ歩く。 四季折々の花の楽園に至る手前の一角に気になる石像が一基ぽつねんと佇む。 象の鼻を祀った異国風の石像で素人目には砂岩の原石をこま目に細工し彫塑されている。 高さはⅠメーター近くで相当の重量だ。 台座の上に安置される…

老いのひとこと

所詮、そもそも無知蒙昧なる老人がブログに手を出す資格なんてあるはずがなかろう。 案の定、又しても同じ轍を踏んでしまったではないか。 笑ってしまえ死んでしまえだ。 無料ブログサービスの恩恵に与かるものが何ゆえ以ってわざわざ有料の悪夢のような「お…

老いのひとこと

大日川沿いの数瀬の山里には未だに残雪が1メーターを越すと云う。 消え失せるのは今年は5月過ぎだろうと出口さんは云う。 綺麗な空気と水が育んだ白山麓の蕗の薹は格別に強い香りを放つ。 有り余った此の頂き物を有効に活用いたさねばならない。 この春を…

老いのひとこと

スズメのお宿の近くの三色ポールが今日は止まっている。 月曜ならバーバー84の休業日です。 近付けば玄関先に先代のマスターらしき人物がわたしを待ち受けるかのように佇んでいる。 すれ違いざまに其の老好爺は人擦れした慣れ慣れさでわたしに言葉を掛けて…

老いのひとこと

白山麓数瀬の産だから正真正銘の蕗の薹で舌触りも香りも濃密で深山の妙味そのものだ。 先ずはフライパンにオリーブオイルを敷いて麹味噌を加熱し大胆に刻んだ蕗の薹を大皿一杯を放り込んで混ぜ合わす。 其処へ難波の香辛料とクエン酸と蜂蜜少々に細断した柚…

老いのひとこと

近所のお寺さんの門先に張り紙が出された。 「物を食べる」生活より「いのちをいただく」生活へと書かれている。 三度の食事に好みの品を鱈腹いただき食欲を満たすことも大いに結構なことでしょう。 そもそも滋養のある食物を摂取しなければ生命は成り立たな…

老いのひとこと

胃壁の出血箇所から細胞を摘出し専門医の診断を仰いだ。 慢性の胃炎症状と過形成性変化の症状があるが腫瘍性の病変は在りませんとの診断が下りた。 何よりほっと胸を撫で下ろした。 難しい医学専門用語の意味は炎症箇所に細胞が過分に増殖し組織の容積がポリ…

老いのひとこと

ゴミ屋敷のような雑然としたわたしの小さな空間が本日より早春の野鳥囀る新緑したたる森の中へと化けました。 気が向けばこじんまりとしたわたくし専用のミニシアターにも仕立てることもできるのです。 ウインフイルをバックにカラヤンの「田園」をゴミに埋…

老いのひとこと

スイッチオンにしても音が鳴らない。 ボタンをあれこれ操作するがやはり鳴らない。 叩いても揺すっても鳴らない。 40年の年月は形ある物体の有限の定め通り命尽きたと観念した。 此れが今生の別れと皆が入れ代わり立ち代わりボタン操作して別れを惜しんで…

老いのひとこと

わたしには四畳半の空間が分け与えられている。 雑然とものが散りばめられ足の踏み場もない。 でも此処が安住の地であり気が休まり落ち付き、集中できる憩いの場になる。 食事以外はほとんど籠もり切りで出て来ないらしい。 其処には息子から譲り受けた40…

老いのひとこと

無断掲載 隆盛を極めた一時の剣道ブームが立ち去って随分久しい。 40年むかしの往時には野球やサッカーに匹敵する剣道少年たちが町道場にあふれた。 礼儀を貴ぶ剣道精神が豪く人気をさらったの でした。 ところが好い仔に育つのは剣道に限らない。 野球少…

老いのひとこと

無断掲載(熊本日日新聞) 11月3日開催の全日本剣道選手権大会が4か月遅れの3月14日に長野県を会場にして執り行われた。 お仕事柄稽古の自粛を余儀なくされたお巡りさんの方々は出場を見合わせられた関係で例年とは異質の大会になった。 中継もNHK…

老いのひとこと

いよいよ春弥生、生き物たちが一斉に動き出す。 高橋川の河原にシラサギが一羽佇む。 すぐ横の水辺にはカルガモの雛が二三羽遊ぶ。 中に毛色の白いのがいる。 シラサギの雛がカルガモの子たちに雑じって遊んでるではないか。 察するにシラサギのお母さんがヒ…

老いのひとこと

無断掲載 プライムニュースが原発事故10年を機に菅直人を検証する特集番組を組んだ。 元飯舘村の村長さんと第二民間事故調の座長鈴木一人氏が色々話された。 兎に角あの当時には菅直人は見るも無残に散々の目に叩きのめされた。 国民の怒りの矛先は全て菅…

老いのひとこと

聴力に支障を来たしつつある年寄りには テレビやラジオの声の主の音質や音量に極めて敏感に反応し神経質になってしまった。 甚だ無礼極まりないが良否の判定を下す。 難聴気味の年寄りに寄り添い意中を察して歯切れよい明瞭な発声の主か否かを瞬時に評価して…

老いのひとこと

あれから十年経つという 皆さま方の篤い想いをよそに只ぽつねんと生きて来ました 悪いことです おのれに歯がゆい 申し訳ありません 御免なさい お役に立てないことをどうかお許しください 東北の皆さま方の堪えがたき辛苦に立ち向う其の雄姿が何と云っても神…

老いのひとこと

上の歯の左犬歯のお隣の第一小臼歯に埋め込まれた合金部分が知らぬ間に欠落し紛失した。 再び虫歯が進行しているので麻酔を打って抉り取られた。 其処へ新しいパラジューム合金を填め込んで貰ったことになる。 先生に尋ねればパラジュームが主体ではあるが銀…

老いのひとこと

無断掲載 総務官僚の接待疑惑問題にケリを付けようと小西洋之さんが粛々と質問に立った。 総務省内の内情に詳しい人は此の方を省けば誰も居ない。 嘗ての古巣に入り込み快刀乱麻を振るい縦横無尽に切り込む姿はまさに固唾をのむ。 むかし同じ釜の飯にあり付…

老いのひとこと

無断掲載 中世に君臨した富樫政親が築城せし高尾城の城下に住を給わりもう40年が経とう。 朝な夕な此の高尾城址を仰ぎ見ての生活の営みになる。 城山の麓にてラジオ体操に興じ日ごとの散策の折にはいやでも高尾の山影が目に入る。 此の高尾城の聳える城山…

老いのひとこと

無断掲載 織田裕二さんのヒューマニエンスから得た俄か知識の切り売りに過ぎません。 大変面白い血液のお勉強をさせて頂きました。 人間は凡そ37兆個の細胞から成り立ち、そのうち70%の26兆個が血液細胞の赤血球だという。 その1個の赤血球になかに…

老いのひとこと

馬替下橋を渡り一巡して馬替中橋に差し掛かればわたしのコースの終着点扇台小学校にいたる。 季節の花々を楽しむ学校園には今はかすかに菜の花と菊咲立金花がちらほら咲いている。 此の花の香に雑じって学校給食の厨房から色んな匂いが漂ってくるのです。 お…

老いのひとこと

先日のこと又スマホのグーグル画面で素晴らしい一齣に出逢った。 弘前市にある古きミッションスクール東奥義塾高校女子剣道部の稽古の様子を拝見した。 終始羨望の眼差しで凝視しつづけた。 師弟不二の素晴らしい間柄を如実に見せつけられた。 此の指導教官…

老いのひとこと

齢を取れば見栄や外聞なんて一切気にせず羞恥心もどこかへ行ってしまった。 相当以前のこと、わたしは前歯の一本を物理的ショックで失った。 其の折に歯医者さんは折れた歯に隣接する無傷な歯も歯根こそ残すも奇麗に取り去りまさに歯抜けジジイと化した。 其…

老いのひとこと

事の発端はあの御偉いあの御方のご子息が醸し出した出来事ではないのでしょうか。 息子が成人し幾ら自立した人格を備えたにしろ親子の縁は断ち切ることは敵わないはずでしょう。 その息子が世間を騒がせ多くの有能なる人材を陥れ辱める接待行為に及んだので…

老いのひとこと

我ながら肝っ玉の小さな臆病者であるかを嫌というほど痛感する。 其れも人前で平然と醜態を晒す、恥ずべき事であった。 歯医者さんは幾度となく力を抜け力んではいけない楽にしなさいと催促する。 麻酔針に怖気付きわなわなと震えが止まらない。 無様だがこ…