老いのひとこと

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四月を前にもうサクラは開いた。

少しばかりの恥じらいの色を見せながらも眩しいばかりにこぼれる笑顔を振り撒いている。

コロナ禍のさなかにも拘らず今年の桜はいつものさくら色を失わずに一斉に咲き始めました。

ところがどうしたことか折角咲いたばかりの桜の花が花ごと落ちている。

一つや二つではない結構夥しい数が地面に敷き詰めている。

何かしら原因は在ろう、恐らくは気象条件がそうさせているだろうと予測はするが専門家に尋ねてみようと自然史資料館へ問い合わせた。

すると意外な返答が返ってきた。

スズメの仕業だとおっしゃる。

好んで花の蜜を啄むがその折に口ばしが短いがゆえに花ごと落してしまうのだと云う。

そう云えば「スズメのお宿」のお隣の桜の大樹も相当の被害を被っていました。

 

いずれを愛でるやいたしかゆし。