2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

津軽海峡を渡る⑦

津軽海峡を渡る⑦ 7/20金曜日 まだ明けきらぬ4時前にホテルを出る。 只ひたすら函館埠頭を目指し走る。 津軽海峡フェリーの乗船手続き開始時刻の8時50分に遅れを取らぬように濃霧の渡島半島を一目散に南下する。 9時30分発大間行きノスタルジック便…

老いのひとこと

ゲンを担ぐわけではないが恰もまるで神からの啓示が在ったかの如く8月29日の早朝一輪の琉球朝顔が花開いた。 余りにも珍しい巡り合わせとしか言いようがない。 寸法を採って計ったように玉城氏の出馬表明の日と軌を一とした。 我が家の琉球朝顔は何んとも…

老いのひとこと

わたしはどちらかと云えば縁起を担いたり前世の因縁に拘るタイプではない。 ところが我が家の琉球朝顔の花が8月8日を期して突然開花を拒むようになった。 遅咲きではあったが7月中旬ころから咲き続けた五つ六つの大輪が萎んだままになってしまった。 まる…

老いのひとこと

今回の初めての古文書入門講座の講師の先生は金沢学院大学の本多俊彦准教授であられた。 先生は言わずと知れた加賀藩筆頭家老本多家の15代ご当主の娘婿にあたられまするという。 時代感覚が些か錯誤いたしておりましょうがわたしにはある種異様な威圧感を…

老いのひとこと

マメマメしくマメの皮むくマメな人が此処にいる。 あのジェイムス・デイーンになぞらえて此のわたしもビーンズに挑戦した。 除草や土寄せに手間暇かけた甲斐あって我ながらビックリするほどよく育ってくれた。 初夏の頃には当然収穫の歓びを味わったが今一手…

老いのひとこと

お墓参りに参る先に畑に寄って水遣りをした。 みんな車から降りて畑に入った。 すると孫たちが黄色い声を張り上げて “じいじの畑すごい” “じいじの畑ひろい”と叫ぶ。 前以て言って在ったはずなのに じいじの畑になってしまった。 若しそこにやっさんが居たら…

老いのひとこと

無断掲載 金沢にいて歌川広重の浮世絵の世界をさまよう事ができた。 広重生誕220年を記念して150点もの作品を県立美術館は開示する。 一つ一つの作品を丹念に文字通り目の当たりにしてきた。 原寸大の39×27㌢はそんな大きくはない。 小さな人物の…

老いのひとこと

今回の古文書の勉強会で講師の先生から加賀藩に於ける文書管理の一端を窺い知ることが適いとても好かった。 立場上、面と向かって明らさまには為さらなかったが暗に財務官僚による余りにもずさんな文書管理を皮肉っぽく揶揄なされた。 と云うよりも世間を騒…

老いのひとこと

剣道と居合を少々嗜む端くれもの、五段審査に幾度か挑戦するも覚束なくおのれの能力には見切りをつけて彼此20年の歳月が経とう。 斯くなる者が此の際の一件について物申すは憚り多きことと存ずるがご勘弁願いたい。 我が身に見切りこそ付けたが今以って3…

老いのひとこと

今回は真宗のお坊さんのお話でした。 オウム事件の死刑囚たちの刑執行にあたり阿弥陀の教えを説く真宗のお坊さんたちは死刑執行の停止と死刑制度の廃止を世に訴えられたのだとおっしゃる。 刑執行のニュースは大々的に報じられたが真宗のお坊さんたちの廃止…

津軽海峡渡る⑥

津軽海峡を渡る⑥ 洞爺村から国道230号線に入りひたすら北上する。 沿線には広大なジャガイモ畑が展開する、羊蹄山の南麓を走るが一向にその山影には気付かなかった。 突然、逢坂誠二のポスターに出逢ったり倶知安を左手に見ながら定山渓を横切り200万…

老いのひとこと

古文書の勉強会へ行ってきた。 今回は神社の古文書の勉強でした。 知らないことをたくさん教えていただいた。 神社には本来の神主が支配する神社と神仏習合の名残りで僧侶が支配する神社があると云う。 今日の題材、石浦神社は藩政時代には石浦地主大権現と…

老いのひとこと

またしてもスポーツ界に衝撃が走る。 産経新聞のスプーク記事によれば居合道の昇段審査で金銭が授受された事実が内部告発で判明し内閣府が調査に入ったのだと伝える。 事も在ろうに一部の高段者が段位や称号を金で買ったのだと云う。 買うものいれば売るもの…

老いのひとこと

能登の自然を求めて、能登半島の美しい海を求めて大阪からやって来ました。 此処大島海岸は白砂青松の景勝地で岩場の磯海岸へと繫がりまた意富志痲( おおしま)の神を祭る祠が建つ。 程ない沖合には大小散りばめた孤島が浮かぶ。 自然豊かな風光明媚な土地柄…

老いのひとこと

大阪の三男が孫たちを伴って里帰り。 みな大きく育ったものだ。 中学生になったマサ君は見違える大男に映る。 翌朝には一番の早起きして手にしたばかりのスマホを持っていそいそと散歩に出かけるではないか。 身体だけではなく中身も大きく成長したものだ。 …

老いのひとこと

孫娘は来春にはもう成人式、その前撮りの案内を受けた。 嬉しいじゃないか。 タカオのあゝちゃんとじいちゃんも一緒に入ってくださいと健気にも誘ってくれたではないか。 晴着姿を前撮りするような慣わ しは我らの時代にはなかった。 何時の間にかわたしの知…

老いのひとこと

北海道への旅へ出立の7月17日は丁度「はじめての古文書入門講座」の開講日だったのでせめて資料だけでも見せて貰おうと取り寄せてみた。 然すれば偶然にも箱館に纏わる題材だったので大変驚きました。 文字の読めぬものが判らぬ文をいくら読んでも仕様が…

津軽海峡を渡る⑤

津軽海峡を渡る⑤ 7/19木曜日 パコ函館ホテルを後にして五稜郭タワーを目当てに出発す。 幕末動乱の歴史の現場へとうとう足を踏み入れたことになる。 蝦夷地を統治するために函館奉行所が置かれ其の2年後の1866年には五稜郭の形態がほぼ整ったと云う…

老いのひとこと

野々市市の文化会館フォルテに前川喜平さんが来られると云うので行ってきた。 開催時刻に余裕をもって出掛けたにも拘らず既に満席でリハーサル室へ案内されてしまった。 来館者は優に一千名を超えたと云う。 異常なまでの盛況振りには何よりか此処に足を運ん…

老いのひとこと

東京中野区にある山岡鉄舟所縁の高歩院にて大森曹玄禅師直々の薫陶に与かったと云う桐田師匠に久方ぶりに再会が適った。 もう彼此十年近く連絡が途絶え安否を気遣っていた矢先である。 幸い此処金沢に居住されると云うので近くの居酒屋で一献交わしながら旧…

老いのひとこと

無断掲載 家内から聞いた話です。 玄関先に来客が在り応対すれば行き成り手帳を提示し県警本部の何某だと名乗り事情聴取をして行かれたと云う。 昨晩、ご近所の空き地で車上狙いの被害が発生したのだと云う。 何か物音等異変に気付かなかったかと聞かれたら…

老いのひとこと

玄関先に置き物がある。 中を見ればキューリに枝豆、そして小粒のミニトマトが袋一杯ある。 毎度のことである、弟が気を利かせて呉れて有り難うと早速電話を入れれば本人が出て「お役に立てれば有り難い」と言葉を返す。 孫たちと同居する弟には「ミニトマト…

老いのひとこと

八月八日 琉球朝顔の花が突然消えた咲かなかった もう巣立ちを終えたのかオナガたちの囀りがなかった 自然の摂理が予知したかの如く翁長さんが亡くなった。 琉球朝顔もオナガたちも悲しみを先取りし察知した。 沖縄に辺野古が在り多くの者たちが呻吟する こ…

老いのひとこと

兎に角ややこしい、高齢者の免許証更新手続きには三つの段階がある。 先ずは県の免許センターで認知機能の有無を調べる。 次には其の検査結果の通知書を持って指定の自動車学校へ行って高齢者講習を受講する。 内容はハンドルを握るコース内の試験走行、次い…

老いのひとこと

映画「エデンの東」の忘れられない名場面、ジミー・デーンがビーンズで得た札束を父を思い父のために提供するが意に反し逆に父親からの激しい叱責を買い失意の後ろ姿で画面から消え去る、あのシーンが忘れられない。 要は収穫の歓びが報われることなく悲劇に…

津軽海峡を渡る④

津軽海峡を渡る④ 7/18水曜日、午後6時丁度に函館に着いた。 早速、ホテルパコ函館にチェックイン有り難いことに此処にも天然温泉が湧いている。 更に驚きは家具や調度品はマンション並みで洗濯機まで在り我が家にはないIHクッキングヒーターには魂消て…

老いのひとこと

無断掲載 偶数木曜1時30分より教養講座がある、待ち遠しい限りです。 主として真宗のお坊さんのお話だが今日は珍しく神社の宮司さんが登壇なされた。 決して神々しい装束で身を包まれることなく極めてラフな普段着のお姿、見様によってはセンスの良さをア…

老いのひとこと

何時如何なる折にも外出に際しては我が愛用のデジカメを携行する。 ラジオ体操とて例外ではない。 飛んだハプニングに出くわさないとも限らない。 今朝は略式短パンの尻ポケットに入れていた。 確か昨日はワルナスビ君のワンショットを撮ったが今日は写さず…

老いのひとこと

無断掲載 月に一度掛かり付けのお医者さんのもとへお薬を頂戴に行く。 その都度、血圧測定が在り聴診器が宛がわれる。 次いで体重測定と採血に心電図測定で終わる。 血圧と心電図は然程の異常はなかった。 ヘモクロビンAIC値は7.6の高止まりのままだが…

老いのひとこと

今年の戦没者慰霊の日に中学生が詩を寄せて淀みなくとうとうと詠む姿がとても印象的でした。 純真な真心を、こころの叫びが聴くもののこころを捉えて離さなかった。 一千数百字も在ろう長い長い詩を推敲に推敲を重ねて積み上げ完成させた。 彼女には迸る鮮烈…